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米保険会社、ヘッジファンドの資産凍結から投資家を守る保険を開発

米保険会社インテグロ(Integro)は6月30日、ヘッジファンドの資産凍結から投資家を守る新型保険を米国で初めて開発したと発表した。
リスク管理専門の保険会社インテグロは、ヘッジファンド査定会社アンバー・パートナーズと共同で、ヘッジファンドに対する新しいタイプの保険「Hedge Shield」を開発したと発表した。

ヘッジファンドが不正行為を行なったり、もしくはその容疑がかかった場合、政府または金融当局が、そのヘッジファンドの資産を凍結することがある。その場合、投資家は資産が返還されないので、損失を被るだけでなく、信用を落とすことにもなる。「Hedge Shield」は、ヘッジファンドに代わって、元金補償をするという従来にないタイプの保険となっている。

資産凍結は、往々にして突然実施されるため、投資家は突如として困難に陥るが、「Hedge Shield」は、資産凍結から90日以内に、契約者に対して迅速に補償を実施するとしている。また共同で開発したアンバー・パートナーズ(Amber Partners)は、世界トップレベルのデューデリジェンス(適正評価)の実力を誇り、これまでにおよそ700本のヘッジファンドの査定を行なってきたが、投資家はそのサポートも受けられる。

インテグロのロジャー・イーガン(Roger Egan)CEOは「Hedge Shieldは、ヘッジファンドへ投資するすべての人に不可欠な保険だ」とし「過去10年で清算に追い込まれたヘッジファンドの85%近くが、運用に行き詰まり、不正行為に手を染めている。実際、清算によって資産凍結に追い込まれたヘッジファンドのほとんどが、この新保険の適用条件に該当している。今後は新保険に加入しておけば、不測の事態においても、直ちに資産は保障され、被害を受けることもなくなるだろう」と述べている。

「Hedge Shield」でデューデリジェンスを担当するアンバーのレイコ・ナハム(Reiko Nahum)CEOは「弊社のデューデリジェンスでは、特に4つのポイントを重視して査定を実施する」と述べている。その4つのポイントとは、「純資産の過大申告」「ファンド資産の窃盗」「取引の隠蔽」「保有していない資産に対する虚偽の主張」となっている。

イーガン氏は「Hedge Shieldに加入していない投資家は、ヘッジファンドの資産が凍結されても、元金が戻ってくる保証もなく、裁判をしても返金される保証はないはずだ。また裁判が確定するまでには何年もかかる。Hedge Shieldはまさに、そうしたヘッジファンドのリスクに対して盾となり、ヘッジしてくれる力強い見方だ」と、同社商品をアピールしている。

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