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08年上期、オルタナティブ投資会社のM&A件数が過去最多を更新―米金融会社調べ

今年上期、全世界ベースのオルタナティブ投資会社に対するM&A件数が、投資会社全体のM&A件数(102件)の37%に当たる38件に達し、過去最高を記録したことが、最新の調査結果から明らかになった。
調査結果を公表したのは、米ジェフリーズ証券の金融コンサルティング子会社、ジェフリーズ・パトナム・ローベル。

昨年上期は、全115件のM&A(企業の買収・合併)のうち、30%に当たる35件にとどまっていた。パトナムでは、オルタナティブ投資会社に対するM&Aが過去最高となった理由について、投資家から大量の資金がオルタナティブ投資会社に流れ込んだためとしている。

特に、38件のM&Aのうち、半分が少数株主となるケースで占められている。このため、件数ベースでは好調だったオルタナティブ投資会社のM&Aも、金額ベースでは106億ドルと、昨年上期の369億ドルの3分の1にとどまった。

パトナム・ローベルのアーロン・ドア常務は、「世界的な金融市場の混乱で痛手を受けた銀行などの金融機関は、投資戦略の見直しに迫られており、オルタナティブ投資に対する記録的な需要の高まりは今後も続く」とし、今後1年間はこうしたM&Aが活発化すると指摘している。

また、同氏は大手金融機関やプライベートエクイティ(PE)ファンドも少数株主としてオルタナティブ投資会社に資本参加する傾向は今後も続く、と話している。

今年上期の最大のM&Aとなったのは、中国のピン・アン・インシュアランス(中国平安保険)によるフォーティス・インベストメンツの50%の株式を34億ドルで取得した事例だ。

このほかに、ロイヤル・バンク・オブ・カナダによるフィリップス・ヘイガー&ノース・インベストメント・マネジメントの13億ドルの買収と、ブラックストーン・グループによるGSOキャピタル・パートナーズの9億3,000万ドルの買収がある。

パトナム・ローベルは、1987年創業で、2007年7月からジェフリーズ証券の子会社。金融サービス業向けに、M&Aや資本増強などさまざまなコンサルティングサービスを提供している。顧客には世界各国の金融サービス会社や機関投資家、投資信託会社、オルタナティブ投資会社、銀行、証券会社、保険会社、金融工学の専門会社などがある。

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