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米金融サービスのCITグループ、住宅ローン部門をヘッジファンドに売却

経営再建を進めていた米金融会社のCITが、住宅ローン部門を15億ドルでヘッジファンドに売却すると、1日付けのダウ・ジョーンズが報じている。
米金融大手のCITグループ(NYSE:CIT)は、住宅ローン部門を15億ドルでヘッジファンドのローン・スター(Lone Star)に売却することで合意した。これにより現金資産を確保し、バランスシートを健全化させる狙い。また、プレハブ(移動)住宅専門の融資会社ヴァンダービルト・モーゲージ&ファイナンス(Vanderbilt Mortgage and Finance)との間では、3億ドルでプレハブ住宅資産を売却する契約が成立した。

ローン・スターは、プライベート・エクイティ・ファンドを運用するヘッジファンド運用会社。今回ローンスターが買収する部門は、支払い滞納と不良債権の処理が増加し、赤字が拡大している。CITは、今回の売却で20億ドルの損失が発生すると見積もっている。

CITは4月1日以降、財務状況の建て直しを進めてきた。新株発行で16億ドルを調達し、約50億ドルの債権を放棄、借り入れで約15億ドルの資金を調達し、20億ドル以上の資産を簿価に近い金額で売却している。同社は、企業や個人向け融資の資金を確保する際、長期金融市場での調達に頼っていたが、3月以降は資金調達が難航していた。それ以来、経営規模の縮小を図り、資金の調達先を探していた。

今回の売却に関してCITの会長兼CEOのジェフリー・ピーク(Jeffrey M. Peek)氏は「これで我々の住宅ローンビジネスは全て手仕舞った。住宅ローンにまつわる不確実性を排除し、商業銀行業務を専門とするための事業再編を進めていく」と述べた。

市場の反応はおおむね好意的である。6月30日の終値が6.81ドルだった同社株は、売却発表後の7月1日の寄り付きには7.98ドルの値がついた。また、CITの債券に対するクレジット・デフォルト・スワップのプレミアムも値下がりしており、CITの経営が改善されたと市場は判断していると見られる。

Dow Jones
01 Jul 2008 16:45 BST
3rd UPDATE: CIT Rallies On Plan To Sell Home-Lending Ops

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