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英衛星通信会社を巡るアクティビスト・ファンドと大手投資銀行の動きに注目集まる

ウォールストリート・ジャーナルは7日付で、英アクティビスト・ファンドが英衛星通信大手インマルサット(Inmarsat PLC)の買収に乗り出す可能性がある、と報じている。また同紙は、米大手投資銀行のメリルリンチがヘッジファンドのアドバイザーに就任したのは異例だとも伝えている。
インマルサットの買収に乗り出していると噂されているのは、英アクティビスト・ファンドのハービンジャー・キャピタル・パートナーズ(Harbinger Capital Partners)。同社はすでに、インマルサットの28%を保有する大株主になっており、残りの株式の取得を検討していると言われている。

ただ、先月、同ファンドがインマルサットのトップと会談しているが、インマルサットの広報担当者は、会談では買収についての議論はなかったとしている。

また、市場ではインマルサットの買収観測よりも関心を集めたのは、これまでインマルサットのアドバイザーだったメリルリンチが、今度は反対に企業買収を仕掛ける側のヘッジファンドのアドバイザーとなったことだ。

同紙は、メリルリンチのアドバイザー就任は異例としながらも、クレジット市場危機で打撃を受けた投資銀行各社は経営の建て直しのため、新たな収益源を模索しており、今回のメリルリンチの動きは、今後の投資銀行の新たなビジネス戦略の方向性を示すものだとしている。

メリルリンチは2006年に、アクティビスト・ファンドによる企業買収の危機にさらされている企業のアドバイザー事業に注力すると発表していたが、最近では、UBSやラザードなどのように、クレジット市場危機後の新たな収益源として、むしろ、ここ数年は、投資先企業の売却で利益を上げているヘッジファンドと手を組むケースが増えてきている。

実際メリルリンチは、最近になって米大手経済通信社のブルームバーグの株式売却を発表するなど、従来にはないビジネス戦略を取り始めている。

他方ハービンジャーも、最近ではニューヨーク・タイムズ紙の株式を取得したほか、英国の住宅金融大手HBOSの株式を大量に空売りしたことなどで話題を集めている。

Dow Jones
07 Jul 2008 00:47 BST WSJ(7/7)
News And Insights From London's Financial Center
Banking Taboo Fades in Crunch
Merrill Once Shunned Work for Activist Funds, But Now Advises One

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