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Eメールににじみ出たアクティビストの苦悩―英ヘッジファンドTCIのホーン代表

英ヘッジファンドTCIを率いるホーン氏のEメールが法廷で開示され、アクティビストとして知られる同ファンドの厳しい運用状況が明らかになった。
英ヘッジファンド運用会社ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)が米鉄道会社CSXと繰り広げている裁判の過程で、TCIのクリストファー・ホーン代表が送信したEメールの内容が明らかになった。7日付のウォールストリート・ジャーナルはこれを受けて、ファンドの運用に苦悩する同氏の姿と、今回の金融危機を乗り越えようとするヘッジファンドの内部事情を伝えている。

TCIは、2004年のローンチ以来昨年まで、年平均42%という他を圧倒する高いリターンを生んできた。しかし、ベアー・スターンズなど大型ファンドの破綻が続く今年は、TCIも運用に苦しんでいる。投資家の情報によると第1四半期の運用成績はマイナス9.8%となっており、ヘッジファンド業界全体平均のマイナス3%(米調査会社調べ)を大きく下回っているという。

3月前半のメールでは「今何をすればいいのだろうか…深刻な金融危機だ」と心情を吐露しているほか、「適切なヘッジを施していなかったことが悔やまれる」「ストラテジストを雇っておくべきだった。今からでも雇うべきだろう」と、悪化するリターンに苦しむ姿が映し出されている。

これに対し同ファンドのアナリストは、「ヘッジをするのならば、運用が悪化した時だけでなく、良好な時にもする必要があった。そのため、リターンは低下せざるをえなかっただろう」と応じ、リスクヘッジの小ささがこれまでの高リターンをもたらしてきたことを指摘。その上で、「覚悟を決めてほしい」と、ホーン氏に意志を固めるよう求めている。

また同氏は銀行銘柄への投資に関して、判断の誤りを後悔している。銀行は、住宅ローンなどの債権に対して四半期ごとに評価額の切り下げを行っており、株価が低迷している。ホーン氏はメールで「『銀行危機』が『銀行投資が危機』を意味することになるとは思わなかった。我々のエクスポージャーは大きすぎる」と語っている。

Dow Jones
07 Jul 2008 04:08 BST WSJ(7/7)
Emails Show Tci's Hohn Grappling With Bad Bets

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