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アクティビスト・ヘッジファンドが直面する困難―収益伸び悩む

アクティビスト・ヘッジファンドは、業績不振の企業の身売りや経営者の退陣、経営改革を迫ることで、企業活性化に寄与する側面がある。しかし、最近の金融市場の混乱や景気後退で、安泰ではいられなくなってきた、と8日付のダウ・ジョーンズが報じている。
シャムロック・アクティビスト・バリューファンド(Shamrock Activist Value Fund)の場合、同社が投資している製氷会社レッディ・アイス・ホールディングス(Reddy Ice Holdings)に対し、GSOキャピタル・パートナーズ(GSO Capital Partners)が買収を仕掛けたケースがその典型だ。

昨年7月、GSOは1株当たり31.25ドルの買収額を提示したが、シャムロックは不当に低いとし、同製氷会社の持ち株比率を5.4%から16%超にまで引き上げ、株価の吊り上げを画策した。しかし、金融市場の混乱で結局、この買収交渉は中止となり、同製氷会社の株価は提示価格を約60%も下回るという散々な結果に終わっている。

また、シャムロックは携帯電話技術会社のアイパス(iPass)の14.8%を保有しているが、今年初めに身売りするよう迫ったため、同社の株価が年初来50%安となって、新たな頭痛の種になっている。

最も世間の注目を集めた事例では、著名投資家のカール・アイカーン氏による米インターネット最大手ヤフーのマイクロソフトへの身売りがある。結局、マイクロソフト側がヤフーの全面買収を断念したため、ヤフーの株価は買収協議前に比べ37%も下落している。

ただ、今夏のヤフーの株主総会で、アイカーン氏が推薦する役員が承認される可能性があるため、マイクロソフトによるヤフー買収協議が再開される可能性は残されている。実際、アイカーン氏は7日、マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEO(最高経営責任者)は、ヤフーの役員会が入れ替われば、協議を再開する可能性があると述べ、進展が見られている。

金融市場の混乱や景気低迷で、アクティビスト・ヘッジファンドも利益を上げられるような価格での企業の買い手を見つけるのが困難になってきており、また、企業経営者や経営改革を迫って起こした株主委任状争奪戦(プロキシーファイト)に負けた場合には、大打撃を受けるか、良い時期がくるまでじっと耐えることしかないようだ。

Dow Jones
08 Jul 2008 12:35 BST
TAKING STOCK: Activist Investors Take Some Hits

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