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ヘッジファンド業界、08年上期のパフォーマンスは過去18年で最悪―米調査会社

ダウ・ジョーンズは10日付で、今年上期のヘッジファンドの運用成績が、金融市場の混乱の影響を受けて過去最悪となった、と報じている。
ヘッジファンド・リサーチによると、1-6月期のヘッジファンド全体の平均リターンは、マイナス0.75%となり、1-6月期のリターンとしては同社が1990年に調査を開始して以来最低の水準となった。なお、年間ベースの過去最低のリターンは、2002年に記録されたマイナス1.45%となっている。また、08年6月の月間リターンは、マイナス0.68%だった。

1-6月期の投資先ごとのファンド別リターンでは、株式ファンドがマイナス3.3%、転換社債ファンドがマイナス7.6%だった。なお、同期中のダウ工業株30種平均は14.4%低下し、S&P500種株価指数も12.8%低下しているが、ヘッジファンドはさまざまな資産に分散投資しているため、これらの株価指数のリターンより悪化は小幅にとどまっている。

ヘッジファンドへの新規資金流入(純額ベース)は、今年1-3月期で164億ドルとなっている。昨年同期の602億2,000万ドルや、2007年10-12月期の304億6,000万ドルには及ばない水準だが、流入超の状態は維持している。

ただし、リターンが過去最低の水準となる中で、投資家はヘッジファンドの2%の手数料や20%の成功報酬は高いと考え、ファンドを解約するケースが増加している。ヘッジファンドの清算・閉鎖は1-3月期だけで、すでに170本に達しており、ヘッジファンド・リサーチは年内に679本に達すると予想している。

なお、アジア地域に投資するヘッジファンドのパフォーマンスも大きく低下していることが明らかとなった。ヘッジファンド・リサーチの「HFRI新興市場アジア指数(日本を除く)」は、日本を除くアジア地域に投資するヘッジファンドのパフォーマンスを示すインデックスだが、同インデックスの6月の月間リターンは、マイナス5.6%となった。年初来ではマイナス14.2%となっている。

ただし、アジア地域の株価の下落に比べると、下落幅は小幅にとどまっている。アジア地域の株式の値動きを示す「MSCIアジア太平洋指数(日本を除く)」は、6月の月間リターンがマイナス12%となり、1月以来の低水準となった。また、年初来ではマイナス23%となっている。


Dow Jones
10 Jul 2008 01:39 BST WSJ(7/10)
UPDATE: Breakingviews.com: InBev Courts The Tax Man

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