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英ヘッジファンドのTCI、Jパワーより撤退―6月の運用成績が大幅悪化

アクティビスト・ヘッジファンドの英TCIは、Jパワー株の買い増し中止を求める日本政府の勧告を受け入れることを明らかにした。
ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)は14日、電源開発大手のJパワー株式買い増しに関して、日本政府が発した中止勧告を受け入れると発表した。15日付のウォールストリート・ジャーナルが報じている。しかしTCIは、経営改善を求める姿勢は崩さず、今後いずれかの時点で株式の取得を進める可能性は排除しなかった。

TCIは現在、Jパワー株の9.9%を保有している。20%にまで買い増す意向を示していたが、日本政府が「国の安全等に係る対内直接投資等」と認めたことから、TCIに中止を勧告していた。TCIは、こうした政府の姿勢に楽観的な見方を示しており、将来的には、TCIのような投資家が求める長期的な利益に対して理解が得られるようになると考えている。

また、英フィナンシャル・タイムズ紙は14日の記事で、TCIは6月の運用成績が著しく悪化したと報じている。1,000億ドル以上を運用する同ファンドは、6月に12.5%の損失を計上したという。市場の急変から多くのファンドが痛手を負った2006年5月を上回り、創立以来最悪の結果となった。この影響から、今年上期は純損失を計上する見通し。

TCIは、年率に換算すると40%を超える運用成績を誇っているが、リスクヘッジを殆ど施さず、アクティビズムの対象となる一握りの企業の銘柄に集中的投資するという戦略をとっているため、相場の下落局面に著しく弱いと同紙は指摘している。

Dow Jones
15 Jul 2008 00:52 BST WSJ(7/15)
TCI Drops Plans To Double Its Stake In J-Power
15 Jul 2008 00:09 BST
TCI Loses $1 Billion In June, Its Worst Month Ever - FT

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