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米鉄鉱石会社の石炭会社買収案、大株主の米ヘッジファンド・ハービンジャーが反対

米鉄鉱石会社が石炭大手の買収を提案していることに対して、大株主である米大手ヘッジファンドのハービンジャーが反対していることが明らかになった、とダウ・ジョーンズは17日報じている。
アクティビストとして知られるハービンジャー・キャピタル(Harbinger Capital)は、株式を18%保有している米最大手鉄鉱石会社クリーブランド・クリフ(Cleveland-Cliffs)が、米石炭大手アルファ・ナチュラル・リソーシズ(Alpha Natural Resources)を買収すると発表したことに対して、株主価値の最大化につながらないと反対しているという。

ハービンジャーは元々、米証券取引委員会(SEC)に対してクリーブランドへ投資はパッジブなものだと話していたが、実際はクリーブランドの株価が高くなってからも買い進め、今年5月、6月で4億ドル以上同社株式を購入。現在、クリーブランド株は、年初来2倍以上となる株価で取引されている。

クリーブランドは15日、アルファ・ナチュラルを100億ドルで買収することに合意。合併すると、同社は米最大手の炭鉱会社となり、9ヵ所の鉄鉱施設および北米、南米、豪州にある60箇所以上の炭鉱を獲得する。世界的に鉄鉱石を主原料とするスチールの需要が高まり、鉄鉱石価格が高騰する中で、今回の買収案が持ち上がった。

15日にSECに提出した文書でハービンジャーは、提案されている買収案と株主価値を最大化する対案に関して、クリーブランドの経営陣と話し合う権利をもっていると述べている。また、株主価値向上の手段として、クリーブランドの運営、管理、役員構成、所有権、資本構造、戦略そして事業計画に関して、何らかの変更を働きかける処置をとる可能性があるとも語っている。

ハービンジャーは今年に入って、大株主となっているニューヨーク・タイムズの取締役会に役員を2名送り込んだことや、電力会社カルパインの論議を呼んだ会社再生プログラムにおいて、社債の保有主として強く主張したことでメディアをにぎわしている。昨年は、サブプライム・ローンの空売りなどで、100%以上のリターンを達成している。

しかし現在、運用資産額200億ドルを誇るハービンジャーの最大の収入源は、鉄鉱関連への投資である。2004年から鉄鋼株に投資を始めたハービンジャーは当初、豪州の鉄鉱石会社フォーテスキュー・メタルズ(Fortescue Metals)の転換社債を安値で買い集め、その後、株式に転換した後もさらに株式を買い進めた。現在、ハービンジャーが保有するフォーテスキューの株式の時価総額は、40億ドル以上になるという。

Dow Jones
17 Jul 2008 23:49 BST
Harbinger Opposes Cleveland-Cliffs-Alpha Natural Merger

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