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不安定なマーケットで勝ち進むグローバル・マクロ戦略のヘッジファンド

21日付のダウ・ジョーンズによると、世界的な金融市場の混乱が続く中で、グローバル・マクロ系ヘッジ・ファンドの躍進が続いている。
グローバル・マクロ戦略とは、各国のマクロ分析に基づいた為替や金利・株式に投資して利益を得る戦略のこと。

米調査会社ヘッジファンド・リサーチによると、グローバル・マクロ戦略ファンドは、今年第2四半期(4-6月)だけで、投資家から約70億ドルの新規資金流入がみられ、7月中旬までの年初来のリターンもプラス14%以上となっている。これは、奇しくも年初来14%も下落しているS&P500種株価指数とは対照的な結果だ。

金融市場の混乱が続く中で、ヘッジファンド業界の今年上期の新規資金流入額は290億ドルと、5年ぶりの低水準となった。しかし、グローバル・マクロ戦略ファンドだけが好調を維持している。

これは、同ファンドは、市場混乱の影響を受けない国の株式市場に投資するなどマーケット・ニュートラル戦略としてのペア・トレーディングを取れる特性があるからだ。

バンク・オブ・アメリカのオルタナティブ投資部門の責任者、デービッド・ベイリン(David Bailin)氏は、「ヘッジファンド業界の今年上期の平均リターンはマイナス0.75%だったが、グローバル・マクロ戦略ファンドはそれを大幅に上回っているため、投資家から資金が集まりやすく、最近設立された新興ファンドの大半はグローバル・マクロ戦略となっている」と述べている。

また、同氏は、「米国と欧州、中国の市場間の不均衡が解消されるまでにはまだ相当時間がかかるので、グローバル・マクロ戦略ファンドは、今後数年間は、こうした不均衡を利用してリターンを上げられるだろう」と話す。

特に、最近は、グローバル・マクロ戦略ファンドは、為替や商品(コモディティ)よりもエネルギー関連株やバリュー株にシフトしているという。

英ファンド・オブ・ヘッジファンズ(FoHF)のGAMのデービッド・スミス(David Smith)CIO(最高投資責任者)も、「クレジット市場危機のアジアへの影響は、欧米に比べるとほとんどないことや、金融市場や株式市場、為替市場での相場の乱高下のおかげで、グローバル・マクロ戦略ファンドが利益を上げられる環境ができている」と指摘する。

Dow Jones
21 Jul 2008 20:33 BST
Macro Managers Only Ones Putting The 'Fun' In Hedge Funds

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