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米ヘッジファンド・フォートレスの住宅ローン証券投資ファンド、大幅な損失を計上

米ヘッジファンド大手フォートレスの住宅ローン証券(MBS)投資ファンドが、大幅な損失を計上していると、21日付のウォールストリート・ジャーナルが報じている。
オルタナティブ投資会社のフォートレス(Fortress)・インベストメント・グループは、住宅ローン市場の底打ちを予測し、格付けがトリプルAの住宅ローン担保債券(MBS)のみに投資するファンド「Fortress Mortgage Opportunities Fund」を今年4月に創設、5.6億ドルを調達した。

しかし、その後も住宅ローンの破綻が相次ぎ、投資家が住宅ローン市場を敬遠するなか、同ファンドは、創設後わずか3ヶ月で30%の損失を計上しているという。

今回の損失は、2007年2月に上場して株価の時価総額が74億ドルに達したフォートレスにとって最も新しく受けた傷といえる。同社の株価は、昨年ピーク時の1株31ドルから、現在は半分以下にまで下がっている。

今年の4月、住宅ローン市場が一段と下落し、格付けがトリプルAのMBSでも、金利13%と記録的な高水準となった。フォートレスは、この状況を絶好のチャンスと判断し、「Mortgage Opportunities Fund」を創設した。同ファンドは、ファンドを立ち上げて資金調達し、高格付けの債券を安値で買い、2ケタのリターンを確保する、という単純明快な戦略となっている。

住宅ローン証券投資のファンドは、このところ破綻が相次いでいる。ベア・スターンズの住宅ローン証券投資ファンド2本の破綻は大きく報道されたが、今年の初めには、英住宅ローン専門ファンド運用会社のペロトン・パートナーズ(Peloton Partners)やカーライル・キャピタル(Carlyle Capital)などのファンド破綻が話題となった。

現状では、住宅ローンへの投資はリスクが非常に高いといえる。破綻したファンドはいずれも高レバレッジをかけるか、サブプライム・ローンへの投資配分が高すぎるか、またはその両方だった。

フォートレスは「Mortgage Opportunities Fund」を創設する際、上記の破綻したファンドを参考にしたという。レバレッジは3倍に留め、格付けがトリプルAのMBSにしか投資していない。また3年間のロックアップ条項を適用したので、解約請求で投げ売りを強いられることもないという。

フォートレスは、こうした対策を講じているため、今後、同ファンドのパフォーマンスが回復する余地は十分にあると判断している。そのため、同社は6月に同ファンドに対して、追加で2億ドルの資本注入を行なっている。

Dow Jones
21 Jul 2008 04:03 BST
WSJ(7/21) Fortress Looks For The Bottom, Again

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