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米PE大手カーライル、中国建機大手に対する出資を断念―外資への圧力高まる

米大手プライベート・エクイティ(PE)のカーライルが、中国の建設機械最大手への出資を断念した、と23日付のウォールストリート・ジャーナルは報じている。
外資による中国有力企業の買収に対する懸念が中国国内で高まるなか、当局による規制が強化されており、米大手PE会社のカーライル(Carlyle)・グループは、建機最大手の徐工集団工程機械への出資を断念せざるを得なくなったという。

カーライルは2005年10月、徐工の株式85%を3億7,500万ドルで取得することで合意。当初は、外資による中国企業買収の数少ない成功例となるとみられていた。

しかし、政府が国営最大手銀行の株式を安値で外資に売却したことに対して、一部エコノミストや高官から安すぎると批判がでるなど、外資による中国企業の買収への批判がメディアなどで高まり始めると、当局は国内企業への買収及び出資に対して規制を強化。当局による認可の審査が長期化したため、カーライルは2度にわたって出資比率を引き下げるなど妥協案を模索していた。

中国政府は近年、国内PE企業の育成に力を入れており、カーライルやTGTニューブリッジ(TPG-Newbridge)、ブラックストーン(Blackstone Group)などの外資系企業にとっては逆風となっている。新規で参入してきた国内PE企業に対しては、外資系が関心を示している投資先を獲得することが期待されている。

カーライルは数年前から、中国市場への参入を強化している。徐工の一件にもかかわらず、1億ドル以下の株式取得など小規模な投資に絞って、中国市場での展開を継続している。保険会社の中国保険太平洋公司へは早い時点で投資しており、同社が上海株式市場へ上場して40億ドル以上調達した際には、カーライルも大きなリターンを上げている。

カーライルはこの2年で、同社の複数のファンドを通じて、建設株や不動産株を中心に中国株式市場へ13億ドル投資している。

Dow Jones
22 Jul 2008 22:30 BST
WSJA(7/23) Carlyle Fails To Secure Stake In China Firm

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