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金融セクターへの投資タイミングを計るヘッジファンド―金融市場の混乱終息か

ウォールストリート・ジャーナルは24日付の記事で、ヘッジファンド各社は、資本調達に懸命となっている銀行への投資を開始しようと、その投資リスク回避の前提となる金融市場の混乱終息のタイミングを探り始めた、と報じている。
先週、プライベートエクイティ(PE)ファンドのカーライル・グループ(Carlyle Group)とセージビュー・キャピタル(Sageview Capital)の2社は金融機関に投資すると発表した。また、カーライルを始め、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(Kohlberg Kravis Roberts)、ペルミラ(Permira)などのPEファンド数社も社内の金融サービス部門の強化に乗り出している。

さらに、著名ヘッジファンド・マネジャーのジョン・ポールソン氏も、これまでは金融セクターの業績悪化に乗じて数十億ドルもの利益を上げてきたが、今度は、資本調達の必要に迫られている銀行や証券会社に積極的に投資していくとしており、金融セクターに対するヘッジファンドの投資マインドが変わる可能性が出てきた。

しかし、銀行は、保有するローン債権の価値が回復すれば、投資家からの資金を必要としなくなるので、あまりにも長く投資を控えると、銀行への投資タイミングを失う可能性がある。

米貯蓄銀行大手のワシントン・ミューチュアルに投資し、役員も送り込んでいるヘッジファンドのTPGは、同行の年間10億ドルのコスト削減計画の策定に関与したと見られるが、銀行に投資しているヘッジファンドの大半は、経営権まで掌握していないのが現状だ。

それよりもむしろ、銀行が保有しているローン債権のポートフォリオの価値がどう動くかのほうが重要で、その意味では投資家の銀行投資のタイミングが早晩、試されることになるだろう。

Dow Jones
24 Jul 2008 00:40 BST
WSJ(7/24) Breakingviews.com: Time In On Financial Sector

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