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米シティグループの破綻したヘッジファンドの運用者、シティ幹部を不当解雇で告訴

26日付のウォールストリート・ジャーナルによると、米金融最大手シティグループの元ヘッジファンド・マネージャーが先月、同社幹部を相手取り、ロンドンの雇用審判所に対し、ファンド破綻による解雇は不当として、損害賠償の訴えを起こしていたことが分かった。
提訴したのは、CSO(Corporate Special Opportunities)パートナーズの元運用マネージャー、ジョン・ピケット(John Pickett)氏。同ファンドは今年に入り、経営破たんしたため、ロックアップ(解約停止)となっている。

ピケット氏はロンドン在住のため、雇用審判所(Employment Tribunal)に提訴した。同法廷は不当解雇など労使関係の問題を扱うことで知られる。同氏は、1999年の同ファンド創設以来、昨年12月に解雇されるまで、社債を担保にしたCDO(多数債権プール型資産担保証券)を専門に運用していた。

訴訟の焦点は、昨年夏、ピケット氏が手がけたCDOの大口案件の購入をめぐる問題で、同氏はローン債権の条件変更により運用難が予想されたため、同案件から手を引こうとしたが、親会社のシティグループの幹部が同取引に関わっていた投資銀行からの要求に屈し、投資家の利益を無視して、購入させられたと主張している。

ピケット氏によると、当時、問題のローン債権は額面割れを起こしていたという。この結果、CDOの参照債権であるローン債権に数十億ドルの焦げ付きが発生し、CSOパートナーズに損害を与えたと主張している。

一方、シティグループ側は、ピケット氏が不良債権に手を出し、その後、手を引こうとしたが、そのときにはすでにヘッジファンドに損失が発生、手遅れだったとし、「根拠がない」(without merit)と反論している。

現在、シティグループが運用していたヘッジファンドは、現在のところ3本が破綻している。また、シティは運用リスクを意図的に隠し運用を誤ったとして、同社ファンドの投資家が米SEC(証券取引委員会)に訴えを起こしている。すでに、SECはこれらのファンドに対する調査を開始している。

Dow Jones
26 Jul 2008 00:42 BST
WSJ(7/26) Citigroup Is Accused In Its Hedge Fund's Flop

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