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プライム・ブローカー依存から脱却図るヘッジファンド―上場・起債で資金調達

最近の金融不安に伴う信用収縮で投資銀行の貸し渋りが強まるなか、ヘッジファンドがプライム・ブローカーへの依存から脱却を図りつつある、と25日付のフィナンシャル・ニュースが報じている。
米金融情報サービスのセレント(Celent)の調査によると、プライム・ブローカーである一部大手投資銀行は、信用収縮が厳しさを増す中で苦境に陥っており、融資条件を厳しくし、与信枠を大幅に制限している。与信枠が一段と厳格化されたことで、結果的に、一部ヘッジファンドは破綻して資産の清算に追い込まれているという。

最近の調査によると、ヘッジファンド運用会社の28%が、信用収縮の影響でプライム・ブローカーが証拠金の割合を引き上げていると回答している。

そのため、大手ヘッジファンドは今後、プライム・ブローカーへの依存から脱却するために、資金調達において、上場や起債など金融市場に活路を見出すようになってきている、とセレントは指摘している。

「貸し渋りをきっかけに、大手ヘッジファンドは自力での資金調達を可能とする手段を確保して、プライム・ブローカーとの融資上の結びつきを軽減しようとする傾向が高まっている」とセレントは言及している。資金調達が自力で可能となれば、投資家からの資金とは異なり、ヘッジファンドは資産額を常に確保することができる。

典型的なのは、米ヘッジファンド大手シタデル(Citadel)・インベストメント・グループのケースである。シタデルは2006年、ヘッジファンド運用会社として初めて公債市場で起債し、5億ドルの資金調達に成功した。また、RABキャピタル、ゴテックス(Gottex)・ファンド・マネジメント、マン・グループ、そしてフォトレス(Fortress)、GLGパートナーズなど多くのヘッジファンド運用会社が、上場によって資金調達を行なっている。

ある欧州投資銀行のプライム・ブローカレッジ部門の担当責任者は「昨年以降、投資銀行が与信枠を厳しく見直したことで、ヘッジファンド運用会社はレバレッジの比率を大幅に下げるなどの対応を余儀なくされている」と指摘する。その上で「ヘッジファンドは、投資銀行の自己資本比率と提示してくる融資条件などに、いっそうの注意を払うようになっている」と述べている。

Dow Jones
25 Jul 2008 14:37 BST
Financial News: Hedge Funds Try To Cut Prime Broker Ties

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