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ヘッジファンド、パフォーマンス回復の兆し見えず―現在の低迷基調は長引く見通し

ダウ・ジョーンズは30日付で、ヘッジファンドのパフォーマンスが、今後、金融市場の混乱に乗じた金融株ショート戦略が功を奏すとしても、現在の低迷基調を打破するほどの躍進は期待できない、と報じている。
香港の大手銀行HSBCによると、クレジット市場危機の影響が強く現れた今年上期は、ヘッジファンドのリターンが横ばいを維持し、強靭性を発揮したが、今月に入ってからは、パフォーマンスにかげりが見られる。

ただ、7月は主要な株価指数の大幅低下に比べると、ヘッジファンドのパフォーマンスは悪くはないとはいえる。それでもこの上期の半年間は、ヘッジファンドにとっては約20年ぶりに経験する最悪な状況に変わりなく、リターンが横ばいというのも思ったほどレバレッジ効果が働いていないともいえる。

特に7月は、ヘッジファンドにとって8年ぶりの最悪の時期となっている。これまで、ヘッジファンドは原油などの商品相場の高騰や、銀行や投資銀行の経営悪化に賭けて高リターンを上げてきた。しかし、最近の原油価格は7月11日の過去最高値(1バレル当たり147ドル)を境に下落に転じており、その神通力も失せている。

7月のヘッジファンド・リサーチのグローバル・ヘッジファンド・インデックスは、7月の残る2日間で急激な回復を示さない限り、月間リターンはマイナス3%を超す見通しだ。

タイプ別では、マクロ系ヘッジ・ファンドのリターンは年初来8%強と好調だが、買収アービトラージ型ファンドはマイナス10%強と最も悪い。

今後、商品ロング戦略のリターンの先行きが不透明となっても、金融株ショート戦略はリターンを上げる可能性が高い。しかし、ヘッジファンドは上期に見せた強靭性を打ち破るほど強いパフォーマンスを見せることは難しそうだ。

Dow Jones
30 Jul 2008 12:03 BST
TAKING STOCK: Hedge Funds' Luck Is Running Out



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