トップ >  英ヘッジファンドのRABキャピタル、08年上期は減益―運用資産12%減

英ヘッジファンドのRABキャピタル、08年上期は減益―運用資産12%減

30日付のダウ・ジョーンズによると、英ヘッジファンド運用会社のRABキャピタルは同日、6月中間決算(1-6月)を発表、最終利益はクレジット市場危機による世界的な株安を受けて、前年同期の1,540万ポンドから870万ポンドに急減した。
1株当たり利益は前年比42%減の1.70ペンス、希薄化ベースでは同40%減の1.63ペンスだった。また、売上高に相当する経常収益は同24%減の3億5,400万ポンド、税引き前利益は同45%減の1億2,500万ポンドとなった。

6月末時点の資産運用額は前年比12%減の59億ドルとなった。特に、同社最大のファンドで主に資源関連株に投資する「RAB Special Situations Fund」のリターンは、上期中でマイナス23%となり、24日までの1年間のリターンもマイナス30%を超えている。また、2番目に大きなファンド「RAB Energy」にリターンもマイナス24%となった。

中間期の全ファンドの3分の2がマイナスのリターンとなっており、「RAB European Loan fund」など4本のファンドはマイナス40%強となっている。

同社のアレン・バックリー取締役会長は「当社を取り巻く厳しい環境は、年内に一服する見通しはない。世界的な株安の悪影響は逃れられない」と述べている。

年間の信託手数料は、前年比11%増の2億6,800万のポンドとなったものの、成功報酬手数料は同63%減の830万ポンドに急減した。

同社が運用するファンドから190万ポンドの利益を上げる一方、受け取り利息などの金融収入も180万ポンドの利益を上げたが、人件費やIT費用、訴訟費用などを除いたその他費用は、香港拠点の開設やパイ・アセット・マネジメント(Pi Asset Management)買収など昨年の事業拡大に伴い、前年比22%増の1520万ポンドに膨れ上がった。

アレン・バックリー会長とフィリップ・リチャーズCEO(最高経営責任者)は、いずれも「下期も成功報酬手数料はかなり前年を下回っており、利益を上げているファンドは前年より減っている。これまでのところ、投資家から新規資金を集めることが難しい状況が改善する兆しは見られない」としている。

Dow Jones
30 Jul 2008 07:42 BST
MARKET TALK: RAB Capital Pressures Mount In 2H - Analyst



英ヘッジファンドのRABキャピタル、08年上期は減益―運用資産12%減に関連する記事

2008年08月の記事一覧です。

年月別ヘッジファンド情報

ヘッジファンドに投資するならヘッジファンドダイレクト株式会社

HF報酬ランキング テッパー氏が2年連続3度目

デビッド・テッパー

ヘッジファンドマネージャーの2013年の報酬ランキングが発表され、1位はアパルーサ・マネジメントのデビッド・テッパー氏となった。報酬額・・・

ノーベル財団の資産運用は株からヘッジファンドへ

大村智

ノーベル賞賞金の出所であるノーベル財団の資産運用が2013年に引き続き2014年も15.8%と好調である。ヘッジファンド比率を大幅に増…

HSBC脱税ほう助は、ただの香港経由スイス移し?

英の富裕層向け金融大手HSBC

英金融大手HSBCが富裕層顧客の巨額の脱税をほう助していた情報がICIJの調査によって明らかにされた。スイス部門が200か国以上…

高岡壮一郎(ヘッジファンドダイレクト代表)著「富裕層のNo.1投資戦略」|総合法令出版

RSS情報 RSS feed


フォローする Twitterでフォローする