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アクティビストのアイカーン氏が大株主の製薬会社、薬品大手ブリストルから買収提案

米医薬品大手ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(Bristol-Myers Squibb)は31日、バイオ医薬のイムクローン(ImClone)の買収提案を発表した、と同日付のダウ・ジョーンズが報じている。
ブリストルは31日、イムクローン・システムズの株式83%を、1株60ドルの公開買い付け価格による総額45億ドル規模の買収案を発表した。しかし、ウォール街では、米著名投資家であり、イムクローンの大株主で会長でもあるカール・アイカーン(Carl Icahn)氏が買収交渉に乗り出すことで、買収額がさらに上乗せされるのではとの憶測がすでに広がっている。

発表を受けて31日、イムクローンの株価は、38%の急騰をみせて64.25ドルで引け、買付け価格をすでに7%近く上回っている。イムクローン株を約3.5%保有するファンド会社オービメド(OrbiMed)の共同経営者、サム・アイサリー(Sam Isaly)氏は「今日の株価の動きを見れば、誰も60ドルでは売らないはずだ」と指摘している。アイサリー氏は「80ドルまで上がる可能性があると思う」と語っている。

ブリストルとイムクローンは現在、抗がん剤エルビタックス(Erbitux)を北米及び日本で共同販売している。昨年のエルビタックスの売上は全世界で13億ドルに達している。

しかし、来年後半以降、エルビタックスより効果があると予想されている新バージョンの薬が開発される見込みである。新薬の権利は、エルビタックスと違い、すべてイムクローンが持っているため、ブリストルはイムクローンを買収したいという思惑がある。また、北米以外の地域で、エルビタックスの販売を担当しているドイツの製薬会社メルク(Merck)KGaAが、買収案に乗り出してくる可能性もある。

31日の両社の電話会談で、ブリストルは買収価格の上乗せを拒否したという。しかし、株価の動向からして、買収を成立させるためには何らかの対応が不可欠な情勢だ。

いずれにしても、イムクローンの株主たちは、ブリストルとの買収交渉をアイカーン氏に下駄を預ける模様だ。アイカーン氏は2006年、イムクローンの身売り話が数ヶ月に渡って頓挫していた頃、同社の経営に参画。会長職に任命され、前経営陣を退陣に追い込んだ。アイカーン氏は最近でも、ヤフーの買収案に乗り出しており、アクティビストとしてメディアを賑わせている。

Dow Jones
31 Jul 2008 17:01 BST
ImClone Hldrs Underwhelmed By Bid, But In Icahn They Trust

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