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ヘッジファンド業界、7月のリターンは過去6年で最悪に―HFRXが年初来マイナス3.96%

情報会社ヘッジファンド・リサーチが公表しているヘッジファンド・インデックス(HFRX、投資可能インデックス)によると、ヘッジファンド業界の7月の月間リターンはマイナス2.83%で、6年ぶりの低水準となったと、4日付のダウ・ジョーンズが報じている。
ヘッジファンド・リサーチが集計する投資可能インデックスの「HFRX Global Hedge Fund Index」によると、7月末までの年初来リターンもマイナス3.96%で、7カ月間のリターンとしては、2002年10月以来の低水準となった。

7カ月間の過去最低のリターンとしては、巨大ヘッジファンドLTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント)が1997年のアジア通貨危機とロシアの通貨・金融危機で破綻した1998年10月に記録したマイナス8.85%がある。

しかし、ヘッジファンドは、クレジット市場危機にもかかわらず、株価指数のパフォーマンスを上回っている。MSCIバーラ(MSCI Barra)が集計している世界株指数の「MSCIワールド・インデックス」は、1-6月に15年以上ぶりとなる低水準を記録、1-7月はマイナス13.8%となっている。

対照的に、債券市場をカバーするシティグループのワールド・ボンド・インデックスの年初来のリターンはプラス4.8%となっており、ヘッジファンドを上回っている。

また、戦略別では、債券レラティブバリュー型(相対的な割安・割高を収益機会と捉える手法)ファンドの年初来リターンはマイナス10%で、最もパフォーマンスが悪かった。

グローバル・マクロ戦略ファンドは、7月25日までの2週間のリターンが原油価格の後退でマイナス5.26%となったが、1-7月のリターンはプラス7.5%となり、戦略別インデックスの中で最も成績は良い。

一方、株式投資型のヘッジファンド(大部分のヘッジファンドが該当)にとっては、ロングとショートを組み合わせることで、高いリターンを上げるチャンスが到来したといえそうだ。米国市場では第2四半期(4-6月)に、エネルギー関連株が16.9%上昇する一方、金融株は19%下落となっているためだ。

※ヘッジファンド・リサーチの集計するインデックスは、大きく分けて2つある。1つは、投資可能で毎日集計が行われる「HFRX Indices」、もう1つは、ヘッジファンド業界全体のパフォーマンスを見る上での指標となる「HFRI:HFRI Monthly Performance Indices」(月3回更新)。なお、上記記事はHFRXの値を元に構成されている。

※記事内のヘッジファンド業界の7月の月間リターンの数値に誤りがございました。 訂正してお詫び申し上げます。
誤:マイナス2.28% → 正:マイナス2.83%

Dow Jones
04 Aug 2008 01:01 BST
Financial News: Hedge Funds Have Worst Month For Six Years



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