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アクティビスト・ヘッジファンドのナイト・フィンケ、HSBCの事業戦略を批判

4日付のダウ・ジョーンズによると、英国のアクティビスト・ヘッジファンド、ナイト・フィンケ・アセット・マネジメントは4日、声明文を出し、英最大手行HSBCホールディングスの米国法人の経営再建はコスト削減や規模縮小では無理だと改めて批判している。
ナイト・フィンケは、同行の米国法人であるHSBCファイナンスは、今後30日以内に多額の債務の返済期日が到来することを考えると、いかなる経営努力を行ってもムダで、事業再編の試みは気休めだ、と厳しく批判している。

また、ナイト・フィンケは、「HSBCが米国法人の存続を危うくしている資本構成にメスを入れない限り、米国の不動産市場が今後どうなろうとも、米国法人の経営が抜本的に改善する見通しはない」と指摘している。

その上で、ナイト・フィンケは「我々は昨年初めから、HSBCは米国拠点を身売りするか、会社分割、あるいは、事業再編するよう要求してきている。また、HSBCの取締役会は、第3者の独立した金融アドバイザーを採用して、経営改善案を評価するよう求めている」と述べている。

これに対し、HSBCのダグラス・フリントCFO(最高財務責任者)は4日、HSBCは米国拠点の売却よりも自力回復に重点を置いていることに変わりはない、と語っている。

昨年、HSBCファイナンスは、サブプライム・ローンの焦げ付き問題に対処するため、122億ドルの引当金計上を余儀なくされているが、ナイト・フィンケを率いるエリック・ナイト氏は3月のHSBCの株主総会でも、HSBCファイナンスを150億ドルで取得したのは戦略ミスだったと主張している。

その上で、同氏はHSBCファイナンスが今後3年間に800億ドルもの債務返済を借り換えられるか疑問を投げかけている。一方、HSBC側は米国法人のキャッシュフローには問題はなく、自力で資金調達が可能だと反論している。

Dow Jones
04 Aug 2008 11:43 BST
Knight Vinke:Still Doesn't See Recovery In HSBC US Operations



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