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大手ヘッジファンド決算から浮かび上がる「成功報酬依存」の問題

7日付のウォールストリート・ジャーナルによると、米レバレッジド・バイアウト大手のブラックストーン・グループと英ヘッジファンド運用大手のGLGパートナーズが6日発表した第2四半期決算で、いずれも成功報酬が激減していることが明らかになった。
多くのヘッジファンドは、投資家から運用利益の20%を受け取っているが、リターンがある水準に達するまでは成功報酬を受け取ることができない仕組みになっている。

そればかりか、「claw back(払い戻し)」と呼ばれる投資家保護ルールに従って、一度受け取った成功報酬の返還に迫られるケースもある。

ブラックストーンの場合、今年上期の成功報酬はマイナスの1億9800万ドルとなった。前年同期の約11億ドルと比べると雲泥の差。これは成功報酬を返還したことを意味する。

またGLGの運用するヘッジファンドでも、ピーク時の運用成績を下回ったため、GLGのノーム・ゴッテスマン(Noam Gottesman)共同CEO(最高経営責任者)は、成功報酬が発生するようになるためには、リターンをかなり回復させる必要があると指摘している。

GLG最大のファンド「GLG Emerging Markets Fund」(資産運用額約47億ドル)の場合、成功報酬が発生するためには、リターンを約7億4,400万ドルも回復させる必要があるという。

GLGのヘッジファンドの1-6月期の平均リターンはマイナス約4.2%で、7月はさらにマイナス3.6%と悪化している。

Dow Jones
07 Aug 2008 01:48 BST
WSJ(8/7) UPDATE: Blackstone, GLG Post Losses



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