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赤字決算でも敏腕マネジャーの報酬は高どまり―米ヘッジファンドのフォートレス

米ヘッジファンド、フォートレスの敏腕マネジャーが3億ドル相当の自社株を受け取っていたことが明らかになった。
ヘッジファンド運用会社フォートレス・インベストメント(Fortress Investment Group LLC)は、ファンド・マネジャーのアダム・レヴィンソン(Adam Levinson)氏に対して3,100万株の自社株(3億ドル相当)を譲渡していたことが米証券取引委員会(SEC)への報告で明らかになった。11日付けのダウ・ジョーンズが報じている。

有能なスタッフに対する高額な報酬は、上場している投資会社の頭痛の種となっている。優秀な人員は、他社に引き抜かれたり、独立する可能性があり、彼らには十分な報酬を与える必要がある。その一方、上場会社は株主から共感を得ることが欠かせないが、株主は高額な報酬に対して反発する傾向が見られる。

株式が新たに発行されたことにより、1株当たり利益が希薄化したことを批判するアナリストもいる。しかし、株式の譲渡と引き換えにレヴィンソン氏のファンド運用報酬は削減されるため、株主にとって一方的に不利な措置だとは言えないとダウ・ジョーンズは指摘している。

ゴールドマン・サックス出身のレヴィンソン氏は、2002年からフォートレスに所属している。レヴィンソン氏が運用するグローバルマクロ戦略ヘッジファンドは、88億ドルの運用資産を保有している。2002年のローンチ以来の年平均リターンは約15%と高水準を維持しているものの、08年上期はマイナス2%と低迷している。

フォートレスの経営陣は、同社株の約77%を保有(約30億ドル相当)しており、2007年の上場以降も株式を手放していない。フォートレス株の11日の終値は、公開価格の35.00ドルから70%近く下落した10.22ドルとなっている。

Dow Jones
11 Aug 2008 05:00 BST
WSJ(8/11) Trader Lands $300 Million To Stay Put At Fortress



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