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米ヘッジファンドのエリオット、NZ通信会社に役員2名を送り込む意向

米アクティビスト・ヘッジファンドのエリオットが、株式を保有するニュージーランドの通信会社の業績悪化を受けて、取締役会に役員を2名送り込む意向であることを発表した、とウォールストリート・ジャーナルは12日報じている。
米ヘッジファンド大手エリオット・インターナショナル(Elliott International)は、テレコム・ニュージーランド(Telecom Corp. of New Zealand Ltd.)の取締役会に役員を送り込んで、経営の方針転換と収益の拡大を促したい構え。また、テレコムの分割案を強く主張するとみられている。

エリオットの声明を受けて、ニュージーランド最大の通信会社であるテレコムのウェイン・ボード(Wayne Boyd)会長は、「分割に関しては、これまでも慎重に検討してきた。しかし、現時点で小売事業と通信事業を分割することが、株主の最大利益につながるとは思えない」と発言した。

エリオットのポートフォリオ・マネージャー、ジェームズ・スミス(James Smith)氏は「我々の見解では、テレコムは競合他社に遅れをとっており、国際市場において低迷している。同社の経営戦略が、不明確で時代の変化に対応していないからだ。このままでは、株主も利用客も同社に対して不満を募らせるばかりだろう」と語っている。

運用資産115億ドルを有するエリオットは現在、テレコムの株式を3%余り保有している。エリオットは、10月2日のテレコムの年次総会において、取締役会の役員としてマーク・チューム(Mark Tume)氏とマーク・クロス(Mark Cross)氏を指名する予定としている。

テレコムが8日に発表した08年6月期通期決算で業績悪化が明らかになると、同社の株価は同日、33セント(約9%)安の3.35NZドルまで売り込まれた。

ASB証券のアドバイザー、ステファン・ライト(Stephen Wright)氏は「テレコムの業績は低迷しているので、投資家はエリオット側の提案を歓迎するだろう。しかし、他方で、取締役会や経営陣が本来すべきことに集中することが妨げられ、一時的に経営が不安定になり、株価に影響する可能性がある」と指摘している。

Dow Jones
12 Aug 2008 00:46 BST
WSJ(8/12) Hedge Fund Seeks Change At NZ Telecom



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