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米メリルリンチのPE部門、新規ファンド資金60億ドルをアジアの投資家から調達へ

11日付のダウ・ジョーンズによると、米大手証券会社メリルリンチは、傘下のプライベートエクイティ(PE)部門が現在進めている60億ドルの新規資金調達で、その半分を主にアジアの投資家から調達する方針を示している。
メリルリンチのPE部門は、従来、親会社のメリルリンチから資金を調達しているが、今回はPE部門のポートフォリオを構成する企業株式を、外部の投資家に提供する。

ポートフォリオの中には、2006年に330億ドルで買収した米大手医療グループのHCAも含まれる。当時、メリルリンチは、買収資金の一部として、12億5000万ドルをPE部門に提供していた。

一般的な新規のPEファンドに投資した場合、満期が数年と長いため、投資家がリターンを得るのに長い時間がかかるが、今回のメリルの資金調達方法であれば、投資家はより早くリターンを得ることが可能になるという。

メリルリンチでは、相手先として、アジアの大口投資家を考えており、政府系投資機関である韓国投資公社(KIC)やテマセク・ホールディングスのほか、日本のみずほ銀行などが検討対象となるもよう。

KICは、メリルリンチの株式を7.4%保有しているほか、TPGキャピタルにも3億ドル出資している。また、テマセクもメリルリンチの8.8%を保有する最大株主。

こうした新手法の導入で、メリルリンチは手元流動性が増し、自己資本比率(Tier1)の引き上げが可能になる。

Dow Jones
11 Aug 2008 01:00 BST DJ
Financial News: Merrill Lynch Opens Fund To External Investors

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