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ヘッジファンド向け取引システムのトラ・トレーディング、シンガポールに営業拠点開設

アジア地域を対象とした電子取引プラットフォーム提供大手、米トラ・トレーディング・サービシズ(Tora Trading Services)は12日、シンガポールに営業・サービス拠点を開設したと発表した。
新拠点の責任者には、トラのローラ・ハンソン副社長が就任する。同氏は、BGCインターナショナルとキャンター・フィッツジェラルドのシンガポール拠点とニューヨーク拠点で勤務した経歴を持つ。

ロバート・ダイクス(Robert Dykes)CEO(最高経営責任者)は、「当社はすでにシンガポールを始め、他のアジア諸国のバイサイド機関にサービスを提供しているが、今回のシンガポール拠点の開設により、アジアのバイサイド機関に対する当社のトレーディング・テクノロジーと流動性の提供サービスを一段と強化するものだ」と述べている。

MAS(シンガポール金融管理庁)によると、同国籍の投資ファンドの資産運用規模は昨年末時点で8,140億米ドルに達し、この5年間で年率25%以上のペースで増大している。また、昨年は、ドイツ銀行やシティバンク、モルガンスタンレー、メリルリンチもシンガポールでのプライムブローカー部門を拡大している。

ヘッジファンドのシンガポールでの資産運用規模もこの2年間で2倍以上に増大している。

トラ・トレーディング・サービシズは、2004年に設立されたアジア向け電子取引システムの提供大手で、資金提供の金融仲介サービスも展開している。シンガポールのほか、東京や香港、サンフランシスコ、ニューヨークにも拠点を構える。

トラの電子取引プラットフォームは、ブローカー75社や150以上のアルゴリズムトレードに対応、アジア14カ国24市場をカバー。現物や先物の株式取引を始め、オプション、転換社債、ワラント債、スワップ、その他シンセティック型の商品などの売買も可能となっている。

トラの資料によると、同社プラットフォームを通じて、1カ月に250億ドルの売買が仲介されており、東京証券取引所での電子取引高の25%以上をカバーしているという。

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