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米カーライル、バーミリオンの株式55%を取得
2012.10.12
プライベートエクイティ投資会社の米カーライル・グループが、コモディティ・ヘッジファンドのバーミリオン・アセット・マネジメントの過半数の株式を取得したとウォールストリートジャーナルは伝えている。
カーライルはエネルギー、農業、インフラ企業などあらゆる分野に投資を行っている。一方、バーミリオンはコモディティやデリバティブ取引において、流動性のある、ボラティリティの低いものを投資対象に、レラティブバリューに基づくアプローチを採用し、非相関のリターンを生み出している。カーライルはバーミリオンのコモディティの品揃えが豊富で投資戦略も多角化されている点に注目した。
カーライルは、ブラックストーングループやKKRなどと同様に5月にIPOを果たした。カーライルによるバーミリオン株式取得は事業範囲の拡大を目指したもの。単にバイアウトファンドにとどまらず、業務範囲を拡げることで、株式価値を最大化するような事業投資を進めていることを株式投資家に訴えようとしたものと見られる。
プライベートエクイティはシクリカルな事業といわれている。コモディティトレーディングなど他分野の事業を加えることで、買収サイクルの変動を平準化したいとの意向もあるようだ。
カーライルの運用資産額は1,560億ドル。バーミリオンはコモディティ専門会社で運用資産額は22億ドル。エネルギー、金属、農作物、コーヒーやココアなど様々なコモディティに投資している
カーライルはエネルギー、農業、インフラ企業などあらゆる分野に投資を行っている。一方、バーミリオンはコモディティやデリバティブ取引において、流動性のある、ボラティリティの低いものを投資対象に、レラティブバリューに基づくアプローチを採用し、非相関のリターンを生み出している。カーライルはバーミリオンのコモディティの品揃えが豊富で投資戦略も多角化されている点に注目した。
カーライルは、ブラックストーングループやKKRなどと同様に5月にIPOを果たした。カーライルによるバーミリオン株式取得は事業範囲の拡大を目指したもの。単にバイアウトファンドにとどまらず、業務範囲を拡げることで、株式価値を最大化するような事業投資を進めていることを株式投資家に訴えようとしたものと見られる。

プライベートエクイティはシクリカルな事業といわれている。コモディティトレーディングなど他分野の事業を加えることで、買収サイクルの変動を平準化したいとの意向もあるようだ。
カーライルの運用資産額は1,560億ドル。バーミリオンはコモディティ専門会社で運用資産額は22億ドル。エネルギー、金属、農作物、コーヒーやココアなど様々なコモディティに投資している
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