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ピクテ、アジアマネーに触手を伸ばす

2012.11.05
 スイスのプライベートバンク、ピクテがアジアの富裕層獲得に向け動き出した。香港拠点を開設し今後アジア事業を拡大する意向とフィナンシャルタイムズは伝えている。

 ピクテは、従来「金」を安全な投資先として薦めてきたが、保守的なだけではない。同時に分散化した、非相関のアプローチをとる柔軟性もあり、顧客がリスクをとる準備があればピクテは小国の小型株への投資にも積極的に動く。


 ピクテのグループ運用資産は3,910億ドルに上るが、アジアが占める比率はあきらかにしていない。ピクテの香港オフィスは中国本土の市場に参入することは決してないと強調する。ピクテの内部規制に関するコンプライアンスの関係で中国本土の資産を扱うのは難しいという。

 アジアの富裕層は起業家精神にあふれた、富を築いた最初の世代である。つまり、彼らの資産運用は、彼らの事業における野心をマネージすることと密接に絡まっているため、投資銀行はこうした富裕層を自分たちのプライベートバンクの顧客につなげてきた。アジアの富裕層は事業を次の世代に受け継ぐ計画や、財産や税の問題について理解する必要がある。流動性資産が会社の社長や最高財務責任者によってのみ管理されているケースも多く、より良い管理体制が求められている。ここに、プライベートバンカーとしての役割があるとピクテは強調する。

 アジアは投資銀行の商品やアプローチに対する嗜好がどの地域よりも強い。欧米の富裕層に比べ、アジアの第一世代の起業家は投資に関してリスク選好度が非常に高いと言われる。つまり株式や為替取引に興味があり、デリバティブやストラクチャード商品を使ってレバレッジを高めたりすることも多く、これも投資銀行のビジネスにつながっている。近年、金融危機を経験したにも拘らず、アジアの顧客は変動性の高い資産や商品への関心も高い。先進地域に比べてアジアの顧客は将来に高い信頼を置いているせいであろう。事業活動からマネーを獲得する能力とともに、損失に対する耐性も高いと見られる。

 ピクテはこうしたアジアの顧客の姿勢を、卓越したアドバイスで変えたいと考えている。これがアジアへの投資の理由だ。ピクテはアジアの環境に照らして彼らの資産を守り、増やすのを助けることができるという。

クレジット危機が大手金融機関への信頼の低下をもたらし、彼らの商品に内在する利益相反を顕在化させている。今こそ、アジアに拡大するには絶好のタイミングなのだ。

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