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著名投資家ペルツ氏、ダノンの株式1%取得

2012.11.09
 著名な投資家ネルソン・ペルツ氏率いるトライアン・パートナーズが、フランスの食品大手ダノンの株式1%(約3億8,450万ドル)を取得したとウォール・ストリート・ジャーナル紙は伝えた。

 ダノンはフランスの大手食品企業で、ヨーグルト やミネラルウォーター、シリアル食品やビスケットなどの製品を世界的に製造・販売している。


 ダノンの過去7年間の年成長率は6.8%であるが、売り上げは3%にとどまっていた。ヨーグルトの売り上げ減少が続くとの市場の懸念を反映して株価も低迷を続けている。

 ペルツ氏は物言う投資家として企業に大胆な変革をもたらした実績がある。キャドバリーに対してはドクターペッパーを分離・独立して利益をあげるよう求めたことで知られる。しかしダノンに分割を進める意向はなく、コスト削減や利益率の向上に注力する模様である。

 第3四半期は南欧の売上げの予想以上の不振を背景に、全体の6割を占める欧州の売上高が低下した。ネスレに比べて、ダノンは南欧市場の占める比率が高い。

 スペインはダノンの営業利益率で見て第二の市場だが、厳しい経済状況が続いており消費者は手頃な価格の商品を買い求める。バークレーズの試算では、スペインのスーパーマーケット・ブランドと対抗するには、ダノンはヨーグルト価格を30%下げる必要があるという。スペインで大幅なコスト削減が求められるだろう。一方でダノンの20億ドルの年間の余剰キャッシュは自社株買いに充てることができる。

 ペルツ氏の投資はダノンに長期的な成長可能性を見込んでいる証である。ダノン側はペルツ氏から正式な知らせを受けていないというが、今後利益率改善を求める圧力を感じることだろう。

 トライアン・パートナーズは、これまでも英食品飲料キャドバリー・シュウェップス、米ハインツといった会社の株式も保有し経営に積極的に関与し経営改革を迫ってきた。

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