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円暴落、日本売りの崖淵

2013.01.07
アベノミクスが火をつけて始まった今回の円安局面。安倍総理は日銀法の改正もちらつかせており、日銀の独立性が脅かされる可能性もあります。勢い、日銀は超緩和的な政策を模索せざるを得ないでしょう。今のところは意図した円安ですが、ひとたびこれが意図せざる円の信認喪失につながれば、円売りは加速し、市場の暴走により〝日本売り〟に豹変する可能性もあります。


日銀のバランスシートの悪化

安倍政権の誕生により、日銀により一層の緩和圧力がかかるのは間違いありません。日銀はすでに市場から大量に国債を買い入れていますが、中には日銀が市場を通さずに直接、国から国債を買う「国債引き受け」を行うべきだという主張さえあります。これは実質的なマネタイゼ―ションであり、2%の物価上昇どころか、ハイパーインフレーションを招く可能性もあります。

いずれにしても日銀は緩和策を一層進めざるを得ないわけですが、気をつけなければいけないのは、すでに日銀のバランスシートがすでにかなり悪化していることです。日銀のバランスシートの総資産は1991年の49.6兆円から、2011年末には143兆円と3倍にも膨れ上がっています。その資産の63%(90.2兆円)を日本国債が占めています。

仮に財政危機が拡大して、なにかのきっかけで長期金利が急上昇すれば、国債の価値は暴落し、日銀が発行する日銀券の価値も暴落するでしょう。それは日銀券の信用が失墜することを意味します。すなわち円の急落が起きるわけです。米FRB元議長のポール・ボルガー氏は、「健全な国内政策や国際通貨制度で不均衡が調整されなければ、いずれ金融危機を通じて市場が調整を迫る」と発言しています(2012年6月16日付日本経済新聞)。

マーケットが主導する形で、長期金利と円相場の適正水準への修正が行われるわけです。その最初の過程では、必ず市場はオーバーシュートします。この際、為替市場は通常の円売り相場から大きくかい離し、〝日本売り〟の様相を呈するでしょう。この場合、円相場がいくらまで急落するかは今の段階では予測不能です。

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