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好調な米国株の果実を摘み取るヘッジファンド

2013.08.23
著名なヘッジファンド・マネージャーのジョン・ポールソン氏は今年、金への賭けで大失態を演じたものの、もう1つの大きな賭けには勝った。ポールソン氏はその名もずばり「リカバリー・ファンド」を通じて米国の景気回復に賭けたが、現在、巷で最も大きな利益を上げたファンドの1つとなっている。だが、米国株で儲けたのはポールソン氏だけではない。

 

多くのヘッジファンドにとって米国株は再び世界中で最も収益機会に恵まれた金融商品になって戻ってきた。米国企業の収益は増加しており、さらにこれらの企業は今後の米国経済の本格復調に向けてギアを入れていることから、米国株式市場は大きなリターンが約束された市場となりつつある。

2013年、世界で最もパフォーマンスの良い市場はアベノミクスに湧いた日本株市場となる可能性が高いが、米国株はそれに次ぐ市場になるだろう。「米国株式市場のパフォーマンスは欧州や大半の新興経済国市場を大きく凌駕している。先進国で企業ファンダメンタルズが最も良いのは米国だ。米国債の利回りが再び1.3%まで低下する機会はもはや来ないだろう。だが、株は今以上に上がる可能性が極めて高い」とヘッジファンドのスカイブリッジ・キャピタルのシニア・ポートフォリオ・マネージャーのガエスキー氏は述べる。

ポールソン氏のリカバリー・ファンドは米国の2大住宅ローン保証会社であるMGICとRadianへの投資を核として年初来35%のパフォーマンスを上げている。ポールソン氏は、投資家に対して、これらの企業は米国の住宅市場の復活から最も純粋な形で恩恵を蒙るだろうと説明していた。

住宅市場の回復で始まった米国経済の回復は全米に広範に波及しつつある。世界最大の株式特化型のヘッジファンドの一角であるランズドーン・パートナーズは、米国優良株の保有から大幅な利益を計上したが、その利益の規模は月毎に拡大している。

さらに、グレンビュー・キャピタル、エミネンス・キャピタルといった他の株式特化型のヘッジファンドも年初来20~30%のリターンを上げている。

IMS製造業景況感指数や失業率など、近頃米国経済から発されるマクロ経済データは米国経済の回復を鮮明に示すようになっており、世界の資金は、債券市場や新興国市場から流出し、先進国の株式市場を目指す動きが活発化している。とはいえ、全ての米国株が上がっているわけではない。ヘルスケア、消費財、金融は好調だが、資源関連やハイテクはアンダーパフォームしている。

ヘッジファンド・マネージャーにとって今後の課題は流れに乗って市場並みのパフォーマンスを上げることではなく、今後到来するであろう調整の機会で注意深く押し目買いをして市場を超えるパフォーマンスを上げることである。

ソース:フィナンシャル・タイムズ(2013年8月2日付)

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