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オバマ大統領欠席で中国にチャンス到来

2013.10.09
オバマ大統領は政府系機関の一部閉鎖の問題を打開するためアジア太平洋地域歴訪の予定をキャンセルし、ワシントンに残ることにした。その結果、最近米国が同地域で残してきた外交面のモメンタムは失われ、中国の影響力の増大を許す可能性がある。

 

米国と中国は通商や安全保障をめぐる太平洋地域の将来について異なった見方をしている。アメリカは同地域の自由貿易同盟から締め出されないよう、外交政策の軸を中東とアフガニスタンから東アジアに移している最中だった。

オバマ大統領は今回、バリ島で開催されるAPEC会合とブルネイで行われる東アジアサミットに出席するつもりだったがこれをキャンセルし、ケリー国務長官が代理出席した。

これに対し、中国は東南アジア諸国で活発な全面外交を展開している。習近平国家主席は先週水曜日(10月2日)にインドネシアのユドヨノ大統領と会見したほか同国議会で演説を行い、150億ドル相当の通貨スワップ契約を結び、このところ低迷しているインドネシア・ルピアを支援することを決めた。

翌日にはマレーシアを訪問し、ラザク首相と会見していくつかの通商条約を結んだ。中国のテレビは習主席が美しい妻の彭麗媛と共に東南アジア歴訪している様子を頻繁に放映しており、新華社通信によれば、習主席はインドネシアとマレーシアの記者からの質問に対して「中国と東南アジア諸国は同じ山河で結ばれた1つの大きな家族の一員」と書面で回答したという。

オバマ大統領は一連の会合への出席後はマレーシアとフィリピンを訪問する予定だった。

オバマ大統領の東南アジア歴訪キャンセルは、表向きは政府機関閉鎖に伴う物理的困難が理由として挙げられたが、実際にはそれ以外の配慮もあったとされている。デビッド・アクセルロッド上級顧問をはじめとする大統領の私的側近は東南アジア歴訪を予定通り実施するよう主張したが、ホワイトハウスの公的スタッフがキャンセルすることを主張したという。

バリ島のAPAC会議でのオバマ大統領と習主席の顔合わせは両者が先日のカリフォルニアでの非公式会合で、どのように個人的関係が構築されたのかを考察する良い機会となるはずだった。また、米国、日本、オーストラリア、チリを含む11ヵ国によるTPP環太平洋パートナーシップ協定の締結に向けた交渉の進展も今回の歴訪の目玉の1つとなるはずだった。

ソース: ウォール・ストリート・ジャーナル(2013年10月4日付)

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