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「有名人妻」ジャネットが世界経済の舵取り役に

2013.10.15
ジャネット・イエレンがロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの講師だった頃、彼女は夫の助手のように見られていた。

 

70年代終わり、同校は著名な知識人で2001年にノーベル経済学賞を受賞したジョージ・アカロフを招聘する一環として妻だった彼女にもポストを提供したのだった。当時、FRBのカフェテリアで出会った2人は結婚したばかりだった。

「当時、彼女は過小評価されていました。有名人の妻としか見られていなかったんです。だが、ジャネットは真摯で賢明な人物でした。派手さはないものの、しっかりしていて理論家で正統派でした。彼女は相応しい扱いを受けていないと感じていたと思います」と当時の彼女を知る人は語る。 彼女は数十年かけて世界有数の経済学者の妻という世間の見方を徐々に覆し、先週、FRBの新議長としてオバマ大統領に任命されたことで、自らの存在感を確立した。

大学でのキャリアでイエレン氏は夫と共に労働市場理論の発展に尽くしたが、私生活では息子のベビーシッターに対し、「満足度の高いベビーシッターは良い仕事をする」との信念の下に相場水準を超える給料を支払ったという。イエレン氏のこうしたスタンスは金融政策において雇用を重視する姿勢に表れている。「失業率は単に統計の問題ではありません。長期間の失業は働く人とその家族を壊してしまいます」と彼女は今年2月の講演で述べている。

教師と医者の娘として生まれたイエレン氏は当初官僚になるためのキャリアパスとして経済学を学んだという。経済学は彼女にとって、得意の数学を生かし、同時に人々の生活をより良いものにしたいという望みを叶えるものだった。イエレン氏の尊敬する経済学者は、政府による介入で景気後退からの脱却が可能だと考え、冷たい学問と思われがちな経済学にヒューマンなタッチを加えたジェームズ・トービン博士だった。

FRBの理事の中では最も強く景気刺激策を主張したイエレン氏が議長になれば、米国の量的緩和プログラムの縮小は現時点の予想よりさらに先延ばしされることが考えられる。市場は今月にも量的緩和縮小の開始が発表されると予想していたが、イエレン氏の議長就任決定によって、量的緩和縮小開始は来年3月まで持ち越されると見るようになっている。

現職のバーナンキ議長同様、イエレン氏はコンセンサスを重視するタイプと見られているものの、バーナンキ氏よりは自己主張を強く行うだろうと見られている。

ソース: デイリー・テレグラフ(2013年10月9日付)

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