1. ヘッジファンドや海外投資の情報なら海外投資新聞 HOME
  2. マスコミの見方
  3. ダイヤモンド・オンライン
  4. 習近平総書記が日本に暗に送ったサインとは?

ダイヤモンド・オンライン

習近平総書記が日本に暗に送ったサインとは?

2013.12.16
日中間にはかなりきな臭い匂いが漂っている。中国は本当のところいったい何を考えているのか?

 

日中間の政府間外交は現在、まったく途絶したに等しい状態だが、そんな中、10月25日~26日に言論NPO主催の「第9回東京―北京フォーラム」が北京で開かれた。出席者は日中の官僚OBや大学教授、各研究機関の専門家など。民間主導とはいえ、この場では「どんな対立や課題においてもその解決を軍事的な手段に求めない」という「北京コンセンサス」が採択された。

中国はなにかのメッセージを伝えたいときにそれをダイレクトには表現せず、独特のサインを発する。このフォーラムを開催するにあたって中国大使館が送ったサインは、その開催日にあるという。10月23日は、35年前に日中平和友好条約が批准・発行した日。中国側が日本との対話を重視していないなら、なにも敢えて開催日をこのタイミングにぶつける必要はない。これは「不戦の誓い」の重要性を中国側も十分に認識していることを示している。

フォーラムでは予想通り、尖閣諸島問題や歴史認識問題について激しいやり取りがあった。中国側の要人のあまりに激しい対日批判に会場内がざわめき、凍りついた局面もあったという。この決裂寸前の雰囲気を変えたのが中国の大毅・外交部長(外相)だった。日本側代表の「政府間外交ではなく、民間外交で不戦の誓いをやりたい」との言葉に対して「思う通りにどんどんやればいい」と発言したのだ。

これとタイミングを合わせるように、習近平指導部は25日、北京での重要演説の中で「民間外交」という言葉に初めて言及した。大毅・外交部長は習近平指導部の意向を代弁したといっていい。政府間会議ではあくまでも主権を主張し、メンツを曲げられない中国。対日強硬派の意見も無視できないだけに、劇的に関係改善が進む可能性は低い。しかし、習近平氏は凍りついた日中関係の雪解けを民間外交に暗に託した可能性がある。

ソース: ダイヤモンド・オンライン(2013年12月13日付)

日本国内では入手困難の高利回り実績のある一流海外ヘッジファンドへの投資機会を手に入れるノウハウを限定公開!


海外投資新聞に関するみなさんの声
関連する海外投資新聞の記事
ページトップへ