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日本経済新聞

中国の長期金利上昇が意味するもの

2014.01.10
中国の長期金利がじわじわと上昇し、不気味な動きをしている。

 

中国国債(10年物)金利の上昇が続いている。1月9日の終値は4.6%台となり、約半年間で1.2%も上昇した。これは中国が長期金利の公表を始めた2008年7月以降で最も高い水準だ。この背景には中国の深刻な不良債権問題がある。中国では不良債権を処理するために、不良債権の受け皿会社を作って、地方政府から切り離す政策が進められている。地方政府は「融資平台」と呼ばれる受け皿会社を作り、不良債権の移管を進めている。

問題は受け皿会社がどのようにして不良債権を引き受けるための資金を手当てするかだ。これまでは理財商品と呼ばれる、3か月などの短期で償還する高利回りの金融商品で資金をかき集めてきた。しかし、この理財商品自体が不良化する可能性もあり、中国政府はこれに代わる手段として、地方政府に債券発行に関する大幅な権限移譲を行った。これを受けて地方政府は積極的に地方債を発行できるようになり、理財商品よりも長期の借り入れが可能になった。

この結果、中国の銀行が理財商品の期間ミスマッチの解消に動き、調達の長期化を進めていることが長期金利上昇の背景にある。これは当然、企業の資金調達コスト上昇を招き、社債金利も同時に上昇している。中国の不良債権処理はまだ始まったばかりであり、市場は今後この問題に揺さぶられる可能性がある。当然、日本株と円相場もその影響は免れない。

ソース: 日本経済新聞(2014年1月10日付)

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