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ウォール・ストリート・ジャーナル

「幻」に終わるアベノミクス、これからは海外投資を

2014.02.05
昨年は海外投資家にとって、あまり良い年とは言えなかった。なにしろ日本株にさえ投資していれば、世界で一番儲かったのだから。しかし、アベノミクスには本当に実態があるのだろうか? 市場の一部には懐疑的な見方も広がりつつある。

 

昨年、海外投資家は円安の恩恵は受けたが、日本株投資家には適わなかった。海外に数多あるファンドでさえ、日本株に投資しているファンドの成績が最も良かったのだ。海外在住の海外投資家も日本株高で潤った。

しかし、そのアベノミクスにも影が差し始めたようだ。アベノミクス効果とは、詰まるところ、円安と株高によってもたらされたにすぎない。では、為替市場と株式市場はいったい何を織り込んだのか? 多分に期待先行で、われわれは未だに具体的な政策を見ていない。

この懐疑感が表出し始めたのが、今年の日本株市場だ。2月3日、日経平均株価はわずか1か月前の高値から10%下落した。もちろん米国株の下落や新興国経済の動揺などの影響を受けた側面は大きい。しかし、アベノミクス効果が絶大だったころなら、日本株はこんなに失速しなかっただろう。アベノミクス効果が色褪せ始めた可能性がある。

実際、企業利益は拡大しているが、これは海外での売上高が円安のせいで、表面上、円建てで膨らんだ要因にほぼ集約される。もし、これ以上円安が進まないのなら、この効果は一過性のものに終わる。円安にもかかわらず、輸出数量は減少している。一儲けした企業は内部留保を増やすだけで、賃金上昇は一部の大企業に限られそうだ。お金を使っているのは株高で儲かった人だけなので、株価が下がれば資産効果もはげ落ちる。元の木阿弥だ。4月には消費税が引き上げられるので、消費の伸びも期待できない。

肝心の「第3の矢」は放たれないまま、どこかへ雲散霧消してしまった。市場は昨年、いったい何を織り込んで、円安と株高に傾いたのか。特に海外在住の海外投資家の頭の中にはクエスチョンマークが湧きつつある。恐らく日本株フィーバーは終わった。投資家は冷静に世界の市場を観察し、海外投資をすべきだ。海外投資は長期、分散が基本。そして、海外投資の選択肢は、世界に限りなく広がっている。

ソース: ウォール・ストリート・ジャーナル(2014年2月4日付)

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