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NISAのモデル!英国のISAとは

2014.02.26
今年から新たに始まった少額投資非課税制度、いわゆるNISA制度。現時点で日本証券業協会によると500万口座の開設申請があり、申し込み数も順調に推移しているようです。この「NISA」という制度は英国で1999年4月に導入された「ISA(Individual Savings Account)」をモデルとして創設されました。

そこで今回は導入後15年前後が経過した英国の「ISA」制度の現状を詳しく調べていきたいと思います。

英国ISAの沿革

1999年に英国でISA制度が導入されましたが、当初は2009年までの時限措置としての前提で導入されました。その後、国民に広く普及し、特に低所得者層や若年層に普及したことが評価されて2008年に恒久化されることになりました。日本では株式型ISAの導入のみですが、英国では現在、株式型ISAと預金型ISAの2種類が存在しています。

導入から10年前後経過した2009年度の調査では、ISAの開設者数は2,389万人であり、英国の全人口の約4割前後が既にISA口座を開設しているという統計があります。この数字には預金型ISAの開設者数も含まれているため、純粋に比較はできませんが、ISA制度が英国で広く認知されている制度だとわかります。英国の証券業者等も主要駅に看板を掲示したりタクシーや新聞等に広告の表示を行うなど大々的にマーケティングをしています。

次は、NISAがモデルとしている英国ISA制度の導入が、どのような影響をもたらしたのかを述べていきたいと思います。

投信の保有期間は日本の3倍!

投資信託をどのくらいの期間保有していたかを表す平均保有期間を比べると、直近の英国のISAにおける投資信託の保有期間は6年以上となっています。日本における投資信託の保有期間は2年を少し超える程度ですので、3倍以上、長期的に保有している傾向にあると言えます。

グラフ上の真中の折れ線グラフがISAを含めた英国全体の投資信託の保有期間(3.79年)になりますので、英国におけるISA制度が投資信託の長期保有に大きな役割を果たしたことがわかると思います。
投信保有期間の比較
投信保有期間の比較(出典:日本証券業協会より筆者作成)

NISAは長期投資による資産形成を目的として導入されましたが、日本でも同じように投信等の長期保有に繋がっていくのかが注目されます。次に英国ISA制度の特徴を見ていきたいと思います。

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