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山田英代表取締役社長インタビュー

遺伝子医薬で世界のリーディングカンパニーを目指す---新薬の市場規模は50億ドル!/山田英

2014.12.08
【我が社の成長と拡大の展望】

アンジェスMG(東証マザーズ上場)
山田英代表取締役社長

アンジェスMG(マザーズ:4563)の成長と拡大の可能性、将来性を山田社長に伺いました。


遺伝子医薬で世界に挑む日本のバイオベンチャー

――御社の業務の概要をお話し下さい

私どもは遺伝子医薬を主力とする創薬バイオベンチャーです。遺伝子医薬はバイオの中でも最先端をいく技術ですが、当社はそこに特化している企業です。生命が長い時間をかけて獲得した遺伝子の力を借りて、画期的な遺伝子医薬を開発することは人類の夢だと考えています。当社の設立は1999年、私は2001年に社長に就任しました。2002年には産学連携のバイオベンチャーとしては初めて東証マザーズに上場しました。

――創薬の中でもどの分野がターゲットですか?

多くの患者さんが苦しんでおられる難病や稀少病、今までに治療薬のなかった疾患を治す薬の開発・実用化がターゲットです。循環器病やガンなどの治療薬開発もこの中に含まれます。

――薬の開発には莫大な資金が必要ですね

医薬品の開発には長い時間と大きなコストがかかります。また、すべての開発が販売にまで至るとは限りません。事業戦略としては、リスク分散のために、できるだけ多くの開発パイプラインをもつことも大切です。



また、販売網を保有する製薬企業との連携、自社開発のみに固執せず、先端技術バイオベンチャーと互恵的連携を結ぶことも重要な戦略です。

当社の開発品としては、重症虚血肢の治療薬として「コラデジェン」がPhase3まで開発が進んでおり、実用化を目指して全力で取り組んでいます。



世界の医薬品に新たな地平を切り開く「コラテジェン」

――コラテジェンが発売されるとどんな反響が予想されますか?

コラテジェンはヒトHGF遺伝子をコードした製剤で、高い安全性が特徴の遺伝子治療薬です。HGFは1984年に肝臓の細胞を増やす因子として日本で発見された成長因子です。幹細胞増殖因子(Hepatocyte Growth Factor)と呼ばれます。

その後、HGFは肝臓のみならず、血管、リンパ管、神経など、生体のさまざまな臓器・組織の形成・再生において重要な役割を果たしていることもわかっています。HGFは有効な治療法が存在しない疾患に苦しむ患者さんのクオリティオブライフ(QOL)の改善にも貢献できる可能性があります。



当社が開発するHGF遺伝子治療薬は、まずは重症虚血肢の治療薬として実用化を目指しています。重症虚血肢とは、糖尿病などによる動脈硬化が原因で足の動脈が閉塞し、血液がうまく届かず壊死して最終的には足を切断しなければならなくなる末梢性血管疾患の重症の状態です。過去の臨床試験のデータからは、コラテジェンを投与することにより、大切断・死亡の発生率が低下することが示唆されています。この薬が実用化されれば、慢性疾患を対象とした初の遺伝子治療として、医薬品分野で新たな地平を切り開くことになります。



現在は有効な治療薬のないこの病気ですが、重症虚血肢の潜在患者数は米国だけで55万人にも上ります。有効な治療薬が開発された場合に創出される市場は、北米だけで推定約50億USドルと、巨大な市場が誕生することになります。

また、国内では政府の改革のひとつですが、再生医療等の製品を早期に承認する期限付条件付承認制度が2014年11月から施行される予定です。遺伝子治療薬もこの対象となります。当社はこの制度を活用して、計画通りにいけば2016年には承認を得られる可能性があると期待しています。

そのほかにもコラテジェンはリンパの障害によりリンパ流が停滞して発生する「リンパ浮腫」の治療薬としても開発しています。リンパ浮腫には原因が不明の原発性リンパ浮腫と、子宮ガン術後などに発生する二次性リンパ浮腫があります。最近では加齢によるリンパ浮腫も増えています。浮腫は四肢に現れ、日常生活に必要な身体機能が低下し、QOLが著しく低下します。現在は根本的な治療法がありませんが、コラテジェンの開発に成功すれば根治療法になると期待しています。

――これまで、困難に直面したことはありますか?

リーマンショックの後は、おカネの流れが悪くなり、一時期、資金難に陥りました。しかし、安倍内閣の誕生後は回復し、地道に続けてきた研究開発が今ようやく花開きつつあります。開発には多大な資金が必要ですが、これまでに株主・投資家の皆様のご支援で進めてくることができました。

研究開発を進めれば進めるほど持ち出し先行で赤字経営になりますが、主要なプロジェクトの開発に成功した際には販売から得られた収益により業績は改善し、さらに利益が拡大することを見込んでいます。株主の皆様への利益還元は重要な経営課題と認識しておりますので、可能な時期になれば積極的に利益を還元したいと考えています。まず、日本でのコラテジェン発売を実現させ、その後、市場の大きい海外でも成功させることで、黒字幅を拡大していくことを目指しています。

――今後の展望や夢は?

私どもは遺伝子の力を借りて治療薬を開発する先端を走っている会社です。大手医薬品メーカーもバイオ創薬の比率を高めています。これは医薬品業界の将来を占うような動きだと言えるでしょう。私たちは遺伝子業界のグローバルなリーダー役を目指したいと考えていますし、海外でも通用するような薬を積極的に開発していきたいと思っています。将来的には遺伝子医薬で世界一の企業になれるよう全力で進めてまいります。

【企業データ】

アンジェスMG株式会社
http://www.anges-mg.com/index.php



アンジェスMGは有効な治療法のない難病の患者さんに革新的な医薬品をいち早くお届けすることを使命とするバイオ製薬企業です。次世代のバイオ医薬品である遺伝子医薬の開発と実用化を目指します。 当社は大阪大学の基礎研究を基に1999年に設立されて以降、研究と開発の第1段階を経て、いよいよ商業化に向けた第2ステージを迎えました。 既に難病のムコ多糖症治療薬「ナグラザイム」を国内で販売するほか、足の血流が極度に悪化する重症虚血肢向けの遺伝子治療薬「コラテジェン」は臨床開発の最終段階に入っています。 さらに、アトピー性皮膚炎や椎間板性腰痛症や血管の炎症に基づく血管再狭窄などさまざまな炎症を抑える核酸医薬「NF-kBデコイオリゴ」の開発も進んでおり、当社のプロジェクトは順次、製品化に近づいています。 研究・開発から実用化へ――。新たな段階に入ったアンジェスMGは「遺伝子医薬のグローバルイノベーター」を目指し今後も新薬を待ち望んでおられる患者さんをはじめ、そのご家族、株主・投資家の皆様、社会一般の方々のご期待に応えるべく前進します。


 




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    2014.12.08

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