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権藤嘉江子社長インタビュー

カリスマ創業者・鈴木その子の跡を継ぎ、前を向き続ける社長物語/権藤嘉江子

2014.10.20
【我が社の成長と拡大の展望】

株式会社SONOKO
権藤嘉江子社長

マークジェイコブスなど、名立たるラグジュアリーブランドが入る青山のオフィスで株式会社SONOKOの権藤嘉江子社長にインタビューしました。



SONOKOとの出逢い

--もともと銀行にお勤めだったそうですが、権藤様がアパレル業界に転向した経緯について教えてください

私はアメリカのジョージタウン大学を卒業した後、日本の三菱銀行に就職しました。高校から大学までアメリカにいましたが、大学生のころ、日本に戻った時に衝撃を受けたのを覚えています。アメリカの大学の経済学の講義で、日本経済について学んではいましたが、日本の大学生がお金を沢山使っている光景に驚きました。

正にバブルの真っ最中で、これは私も日本に帰って日本の企業に就職するぞ、と思いましたね。その後、三菱銀行に入行した後にラグジュアリーブランド業界に転向するのですが、転向したきっかけは、銀行の中ではキャリアアップが望めないと思ったからです。次の仕事を模索するなかで、好きなことや好きなものに繋がりを持てる仕事にチャレンジしてみたいと思った時に、ブルガリと出逢い、ラグジュアリーブランド業界への転向を決意しました。

ブランド業界といっても色々ありますが、私はインポートブランド(輸入ブランド)、ラグジュアリーの業界に携わっていました。エミリオ・プッチに居たときはCEOも任せてもらったのですが、苦労したことも多かったですね。ルイ・ヴィトンやディオールのように、広告予算が何億も取れるところではなかったので、プッチでは出られる露出は断らずに、来た依頼はほとんど受けていました。

しかも、依頼といっても広告ではないんです。編集ページに掲載させて頂くようなことを積み重ねてきました。でも、そういったことの積み重ねで信頼を獲得できたんだと思います。

--SONOKOとの出逢いを教えてください

SONOKOに出逢う前、私はラグジュアリーの世界で、いわゆる富裕層のお客様相手をして来たのですが、一部のお金を持っている人に対してブランディングを重ねて、売上を作っていくことに疲れてしまったところがありました。もっと一般の消費者に近いことをしたいと感じるようになり、いつかは別の事に挑戦してみるのも良いなと思っていました。

また、私は外資系での経験が長く、その厳しさをいつも見てきました。プロジェクトを長く任されていても、最後の最後でハシゴを外されるということもある、厳しい競争環境。それに、日本のマーケットを分かっている私の意見を海外の本社に具申しても届かなかったり、企画そのものが海外の本部の一声でなくなったりということも珍しくなかったですね。

そのようなことがあって、できれば日本に本社を持っていて、消費者に近いことが出来る企業で働きたいという思いが強くなってきました。そこで、タイミングというか出逢いなのですが、偶然10年来の付き合いがある現SONOKOの会長に誘われて、この仕事をやってみようと思うようになりました。

「食によって人を健康に美しくしたい」

--権藤社長にとってSONOKOの魅力はどのようなところですか?

食を大事に、それによって人をより健康に美しくしていこうという理念を素晴らしいと思っています。食べるのが嫌いな人はあまりいないものです。正しく食べるという普遍の価値をしっかり持ち続け、価値を提供し続けられたからこそ、SONOKOは40年続いて来たと思うし、お客様も40年間ついてきて下さったのだと思います。

--創業者の意思を受けつぐということに苦労はなかったですか?

苦労だらけですね。なにしろ、創業者がスーパ-カリスマ社長だったので。ある意味、彼女が営業、マーケティング、物流に至るまで、何から何まで今の仕組みを創った人でしたし、今SONOKOにあるものの多くは、そのやり方や考え方をベースにしたものだと思います。

ただ、時代が変わって、マーケットも変わりました。そこはしっかり変わっていかなければならない。存続していく為には進化しなければならないので。もちろん、変わっていくことに反発する人もいます。ただ、すばらしい理念を常にベースとして意識しながら、時代に沿って進化するべきだと思っています。

--今後の展望について教えてください。

食に立ち返ろうと思います。SONOKOというと美白、化粧品のSONOKOというイメージが強い。創業者の鈴木その子が一時期メディアへの露出を多くした結果、SONOKOの「美白化粧品」というイメージが強くなっているのでしょうね。

ですが、私は会社のルーツでもある「食によって人を健康に美しくしたい」というメッセージをもっと伝えていきたいです。もともと、鈴木その子が創業したレストランから始まった会社ですから。私が社長になって最初にしたことは、そのメッセージの発信基地として、銀座の入りやすいところにカフェとショップをリニューアルオープンしたことです。美味しくて、からだに優しい。そんなSONOKOのイメージを積極的に伝えていきたいです。

鈴木その子と同じやり方はできないけど、そのDNAをいかに伝えていくかという事を考えていきたいです。

--会社を上場させたいですか?

上場という結果は後からついてくることだと思います。ただ、海外展開は積極的に考えていきます。特に中国は輸入規制が厳しいのですが、積極的に展開していきます。そこでSONOKOが提供するものに「安心、安全」というイメージを持ってもらって成長していきたいですね。

--好きな言葉はありますか?

好きな言葉は「運」です。運という字は「軍に進む」と書きますよね。常に前へ進んでいない人や、戦っていない人には運は来ないと思うんですよね。そこには見えない努力があったり、その人なりの前進や成長があったりするものです。

「What goes around, comes around」というんでしょうか? 自分の行動はめぐりめぐって自分に返ってくる。そういった感じがしてとても好きな言葉ですね。 だから私は、正しいことを正しくやる。正しいことは正しく自分に帰ってきますから。

【企業データ】

株式会社SONOKO

http://www.sonoko.co.jp/



株式会社SONOKOは東京都中央区銀座に本店を置き、無添加・厳選素材にこだわった食品・サプリメント、自然由来の原料を使用した肌に負担をかけない化粧品の(化粧用具・ボディケアやヘアケアなどのトイレタリー製品などを含む)製造・販売事業を展開し、真の健康と美の実現を目指したトータルライフスタイル提案を行っています。店舗の運営も行っています。また、海外では中国に支社を置き、2009年から現在まで、中国の上海久光百貨店、蘇州久光百貨店、瀋陽久光百貨店の3店舗で化粧品・サプリメント・美容雑貨の販売を行っています。


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    2014.10.20

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