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笹田潔代表

常に新しいことに挑む挑戦者、地方自治体支援のパイオニア/笹田潔

2014.10.22

株式会社パブリック・マネジメント・コンサルティング
代表取締役社長 笹田潔


【業務内容】
・地方自治体に対する固定資産台帳整備支援業務
・地方自治体の対する財務書類作成支援業務
・公共施設等総合管理計画策定支援業務
・固定資産台帳システム導入のアドバイス
・公会計システム導入のアドバイス
・上記業務を行う会計事務所、およびパートナーの発掘と業務連携
【URL】
株式会社パブリック・マネジメント・コンサルティング
http://public.ac/

ゼロから挑んだ地方自治体支援事業

――笹田様が社長に就任した経緯を教えてください。

前職は投資銀行で、7年間勤務していました。投資銀行では、会社が購入した企業の支援、育成などを行うインキュベート業務、バイアウト業務を行っていました。今回、経営を任されている会社は、現在経営者陣にいる会長がMBOした企業です。現代表である私と、ソフトウェア業界の重鎮であった会長が、全ての地方自治体に公会計制度を導入して貰うことを目的に設立された企業なのです。

そのために、まずは公会計システムを各自治体に導入することで、市場シェアを獲得してきました。現在、約1800ある地方自治体の内、複式簿記の会計システムを導入しているのは265団体ほど、そのうち200団体が弊社の開発したシステムを採用しています。公会計とは、地方自治体の財政状況を民間企業会計と同レベルで公表する為にやらなければならないこととなっていますが、地方自治体の職員がひとりでできるものでもないので、多くの自治体では専門のコンサルタントである税理士法人や会計事務所などに外注を依頼する必要が出てしまいます。
しかし現実的に、専門家へのアクセス手段は少ない。そこで、株式会社パブリック・マネジメント・コンサルティングでは、一般社団法人地方公会計研究センターの研修会を起点として、サポートが必要な自治体に、税理士や会計士のコンサルタントがアクセスできるよう協力しています。また、民間の複式簿記を利用する会計に詳しくない自治体の職員は、そもそもどの部分にコンサルタントを使えばよいかも分からないことも多いため、弊社がその窓口業務を担当することもあります。ちょうど、商社がする役割と似ていますね。職務に応じたコンサルタントの手配や、スケジュールを管理するのです。

――経営の苦労はありましたか。

自治体ビジネスは初めての事業領域でした。自治体の財務会計を複式簿記にするためにはシステムを使わなくとも、小さな自治体であれば独自に財務書類は作れますし、財務書類には総務省方式改訂モデルという簡易版もあるので、複式簿記システムを利用した手法を簡単に普及させることはできません。そこで、自治体職員の方に複式簿記システム利用の有効性を理解してもらう為、総務省の研究会最新情報を得られるよう積極的に関与しました。

地方自治体支援事業と並行する、次なるステップ

――今後はどのような拡大を考えていますか。

自治体支援事業の次のステップとして、地方支援の活性化プロジェクトを考えています。これが本来の目的です、例えば、サービス付き高齢者住宅のファイナンス面での支援。国のお金や地方のお金では出来ないことを我々のような民間事業者はできますが、そもそも財政面が明らかになっていなければ融資できない。そこで、私達が地方自治体の財務書類の作成をサポートさせて頂いております。

―業界の今後はどのような見通しをもっていますか。

人口減少社会において、自治体自体の合併は進みました。ただ、箱物の合併は未だ行われていないのです。学校とか、幼稚園・保育園の合併は進んでいないという事実があります。「公共施設等総合管理計画」という計画によって、箱物も合併しなければならないのですが、地方自治体の職員だけでは、箱物が合併した後、その後の自治体全体の財務収支がどのように変化するかが分からないのです。

更に、合併前には、ひとつひとつの建物の評価をしなければなりません。民間企業会計の知識に詳しくない職員からすれば、どこからどう手を付けて行けばよいのかも分からない、というのも課題です。そこで弊社がしっかりとサポートさせて頂くのです。他にも、学校を統廃合して、残った土地に新しい建物をつくるとか、これからの展望は大きいですね。建物が古いので、リノベートする事業も良いですね。既に実行している自治体もあります。前者の例で言えば、図書館を民営化した実例があります。

TSUTAYAと市の図書館が協業して24時間営業の民営化図書館をつくりました。公共の図書館では書庫に保管しておかなければならない蔵書の管理が必要です。しかし、民営化することで、書籍の電子化も可能となり蔵書の管理の必要もなくなったりもします。一層の合理化が図れるのです。更に、民営化ではスターバックスなどのカフェを併設することを容易にします。土地を安く借りて、ビシネスを行う。同じようなことをやって、地方を活性化するビジネスを展開していきたいですね。

弊社は、最終的には、独自性の強い会社にしてみたいですね。ただ、上場は最終目標にはしたくないです。どこかで上場というのはありかもしれませんが、上場すると、投資家に対し全ての面でアカウンタビリティが発生してきます。利益だけに目が向くのは避けたいと思っております。

好きな言葉は「向上心」、常に新しいことに挑戦したい

――好きな言葉はありますか。

「向上心の無い奴はばかだ」という言葉は常に心がけています。社員についても同じことなのですが、常に先を見据えた行動をしていく人を応援したいと思っています。私がこれまで歩んできたキャリアも、常に新しいことに挑戦したいという思いから歩んできました。新しいことに挑戦し続けて、自分に合ったビジネスをやってみたいという思いも強かったですね。

――個人的な夢はありますか。

趣味も広く持ちたいと思っています、サックスとか。自分にできたらかっこいいなと思っています。何事も、始まりに遅きはないと思うのです。例えば、私は今年からスノーボードを始めています。息子がスノーボードを始めたのですが、その息子に負けたくないという思いがありまして。生きている限りは向上心を持って、新しいことを挑戦していきたいですね。

大学時代、さまざまなことに興味がありました。多くの趣味の中で偶然、競馬でオグリキャップを観たことがあります。馬主の小栗さんがシュプレヒコールを浴びていて、とても幸せそうでした。私も、やるなら成功して、多くの人に感動を与えて、結果的にシュプレヒコールを浴びるような仕事をしたいですね。



【URL】
関連団体 一般社団法人 地方公会計研究センター
http://www.lprc.or.jp/about/greeting/purpose/


一般社団法人 地方公会計研究センターは公会計の会計処理方針の検討、会計基準の提案を行う等、今後の地方公会計制度の更なる改善・発展に寄与すべく、支援体制の強化・本格的整備を目指したものであります。
会計に関する専門家のみならず地方自治体の実務担当者の方々を広く集い、基本に戻って公会計実務を学ぶ定例研究会を月に1度行っております。


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    2014.10.22

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