柳基善代表取締役インタビュー
富裕層・外国人向けの家政婦サービスを日本に提供し続ける/柳基善
2014.10.23
【我が社の成長と拡大の展望】
株式会社シェヴ
創立されたきっかけから今後の会社の展望まで、株式会社シェヴ代表の柳基善様に伺いました。
B to Bでは味わえないお客様に喜ばれる充実感
――創立されたきっかけは何ですか?
社会性のある仕事に取り組みたいとは思っていました。前職は金融機関で働いていましたが、取引規模が大きい分、私が手掛けた仕事の結果がどのように影響しているのか、実感することがあまりありませんでした。
しかしながら、B to Cの仕事をすると直接お客様の反応を目にすることができるので、結果がはっきり見えます。最初から全てをわかって始めたわけではないですが、やはりお客様が喜ばれると充実感があります。
今では、創業してよかったと思いますし、世の中の役に立つ仕事に取り組めていることは有難いと感じています。
女性の社会進出と並行して伸びる需要
――前職の経験からどうしてこの業種に目をつけたのですか?
この業種に目を付けた理由は3つあります。
1つ目は、今後女性の社会進出が進んでいくと思っていました。10年前には家事代行サービスが浸透していなかったので、この面で時代のニーズに合っていくと考えておりました。
2つ目は、富裕層の方など、時間がないので家政婦に家事を手伝って頂いて、本来費やすべき課題に集中して取り組むというような価値観やライフスタイルが世の中で増えていくだろうなと思っていました。
3つ目は、自分が外国で仕事をしていた経験から、外国人の方はメイドを必要としていることを知っていたからです。日本にも本格的な家事代行サービスが定着すれば、多くの外国人駐在員の方が喜ぶのではないかと思いました。
この3つが家事代行サービスを始めるきっかけです。
――創業されて11年目とのことですが、経営は順調でしたか?
創業当初は毎年、売り上げも倍々に増えていき非常に順調に伸びていきました。しかし、リーマンショックや東日本大震災の際は、日本で仕事をしていたかなりの数の外国人が日本から出て行きました。お客様の層は外国人の方が半数を占めていたので、打撃を受けましたね。
――やはり、リーマンショックや震災の時期が大変だったのですね。
そうですね。一時的に、売り上げも落ち込みました。しかし、会社を経営していると年がら年中色々な問題を抱えながら前に進んでいくものだと思っています。
あとは、日本では家事代行サービスが浸透しておらず、日本人のスタッフ採用には困りました。また、当社では全体の4割、フィリピン人の家政婦を100名ほど雇っているのですが、研修や教育などを通じて彼女らの良さを生かしながらマネジメントすることに注力してきました。今では、フィリピン人コミュニティの中で我々は信頼されてきましたので、募集をしなくても毎日3-4件の問い合わせが来ています。
外国人の家政婦採用も必要な時代に
――ありがとうございます。それでは柳社長は、今後業界全体はどのように変わっていくとお考えですか。
業界全体では、価格を下げて、お客様が使いやすい料金体系や利用方法が広がってほしいと思います。家事代行というサービスは、まだまだ安心で安価なサービスとはいえません。ですからそこは、業界全体が安心で安価なサービスを提供できるような、ルールや仕組みを作っていく必要があると思います。
国が女性の社会進出関連で、家事支援税制のような制度を作ることがあればサービス利用者層の拡大につながると思います。また、社員の家事や育児の負担を軽減させる為に、企業が補助を出すようにしていただければ日本の雇用促進にもなりますし、経済全体も良くなると思います。
――最後にシェヴ様の夢をお聞かせ下さい。
日本は待ったなしの人口急減社会になっており、東京オリンピックが終わった後は不都合な真実が明らかになっていくと思います。
今後、女性の社会進出が進む中で、家事や育児、介護サービスを担う人手不足が想定されます。我々は外国人材がもっと日本の社会で活躍し、定着していくことに関わっていきたいと考えております。今後も日本の家事支援サービスに革新をもたらす企業を目指していきます。
【企業データ】
株式会社 シェヴ
会社名:株式会社 シェヴ
代表取締役:柳基善
本社所在地:東京都港区赤坂7-1-15 アトム青山タワー9F
設立:2004年1月
事業内容:
家事代行サービス、ベビーシッターサービス、ハウスクリーニングサービス
家政婦の人材紹介業(グループ子会社 株式会社シェヴコンサルティング)
企業PR:
株式会社シェヴは、家事代行、ベビーシッターサービスを提供する 会社です。ベテラン日本人スタッフはもちろん、現在100名を超えるフィリピン 人ハウスキーパーの登録があり、バイリンガルでの対応が可能です。また、お客様からの問い合わせには現在、英語、フランス語、中国語、台湾語、タガログ語での対応が可能です。外国人家政婦を含むフルタイム家政婦の人材紹介サービスも行っており(株式会社シェヴコンサルティング)、これまで約150件の紹介実績がございます。
株式会社シェヴ
柳基善(ゆうきそん)代表取締役

B to Bでは味わえないお客様に喜ばれる充実感
――創立されたきっかけは何ですか?
社会性のある仕事に取り組みたいとは思っていました。前職は金融機関で働いていましたが、取引規模が大きい分、私が手掛けた仕事の結果がどのように影響しているのか、実感することがあまりありませんでした。
しかしながら、B to Cの仕事をすると直接お客様の反応を目にすることができるので、結果がはっきり見えます。最初から全てをわかって始めたわけではないですが、やはりお客様が喜ばれると充実感があります。
今では、創業してよかったと思いますし、世の中の役に立つ仕事に取り組めていることは有難いと感じています。
女性の社会進出と並行して伸びる需要
――前職の経験からどうしてこの業種に目をつけたのですか?
この業種に目を付けた理由は3つあります。
1つ目は、今後女性の社会進出が進んでいくと思っていました。10年前には家事代行サービスが浸透していなかったので、この面で時代のニーズに合っていくと考えておりました。
2つ目は、富裕層の方など、時間がないので家政婦に家事を手伝って頂いて、本来費やすべき課題に集中して取り組むというような価値観やライフスタイルが世の中で増えていくだろうなと思っていました。
3つ目は、自分が外国で仕事をしていた経験から、外国人の方はメイドを必要としていることを知っていたからです。日本にも本格的な家事代行サービスが定着すれば、多くの外国人駐在員の方が喜ぶのではないかと思いました。
この3つが家事代行サービスを始めるきっかけです。
――創業されて11年目とのことですが、経営は順調でしたか?
創業当初は毎年、売り上げも倍々に増えていき非常に順調に伸びていきました。しかし、リーマンショックや東日本大震災の際は、日本で仕事をしていたかなりの数の外国人が日本から出て行きました。お客様の層は外国人の方が半数を占めていたので、打撃を受けましたね。
――やはり、リーマンショックや震災の時期が大変だったのですね。
そうですね。一時的に、売り上げも落ち込みました。しかし、会社を経営していると年がら年中色々な問題を抱えながら前に進んでいくものだと思っています。
あとは、日本では家事代行サービスが浸透しておらず、日本人のスタッフ採用には困りました。また、当社では全体の4割、フィリピン人の家政婦を100名ほど雇っているのですが、研修や教育などを通じて彼女らの良さを生かしながらマネジメントすることに注力してきました。今では、フィリピン人コミュニティの中で我々は信頼されてきましたので、募集をしなくても毎日3-4件の問い合わせが来ています。
外国人の家政婦採用も必要な時代に
――ありがとうございます。それでは柳社長は、今後業界全体はどのように変わっていくとお考えですか。
業界全体では、価格を下げて、お客様が使いやすい料金体系や利用方法が広がってほしいと思います。家事代行というサービスは、まだまだ安心で安価なサービスとはいえません。ですからそこは、業界全体が安心で安価なサービスを提供できるような、ルールや仕組みを作っていく必要があると思います。
国が女性の社会進出関連で、家事支援税制のような制度を作ることがあればサービス利用者層の拡大につながると思います。また、社員の家事や育児の負担を軽減させる為に、企業が補助を出すようにしていただければ日本の雇用促進にもなりますし、経済全体も良くなると思います。
――最後にシェヴ様の夢をお聞かせ下さい。
日本は待ったなしの人口急減社会になっており、東京オリンピックが終わった後は不都合な真実が明らかになっていくと思います。
今後、女性の社会進出が進む中で、家事や育児、介護サービスを担う人手不足が想定されます。我々は外国人材がもっと日本の社会で活躍し、定着していくことに関わっていきたいと考えております。今後も日本の家事支援サービスに革新をもたらす企業を目指していきます。
【企業データ】
株式会社 シェヴ
http://www.chezvous.co.jp/

会社名:株式会社 シェヴ
代表取締役:柳基善
本社所在地:東京都港区赤坂7-1-15 アトム青山タワー9F
設立:2004年1月
事業内容:
家事代行サービス、ベビーシッターサービス、ハウスクリーニングサービス
家政婦の人材紹介業(グループ子会社 株式会社シェヴコンサルティング)
企業PR:
株式会社シェヴは、家事代行、ベビーシッターサービスを提供する 会社です。ベテラン日本人スタッフはもちろん、現在100名を超えるフィリピン 人ハウスキーパーの登録があり、バイリンガルでの対応が可能です。また、お客様からの問い合わせには現在、英語、フランス語、中国語、台湾語、タガログ語での対応が可能です。外国人家政婦を含むフルタイム家政婦の人材紹介サービスも行っており(株式会社シェヴコンサルティング)、これまで約150件の紹介実績がございます。
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