1. ヘッジファンドや海外投資の情報なら海外投資新聞 HOME
  2. グレート・プレジデント
  3. 西江肇司代表取締役社長インタビュー
  4. 戦略PRとアドテクノロジー事業で目指すは営業利益100億円!/西江肇司

西江肇司代表取締役社長インタビュー

戦略PRとアドテクノロジー事業で目指すは営業利益100億円!/西江肇司

2014.12.17
【我が社の成長と拡大の展望】

株式会社ベクトル
西江肇司代表取締役社長

ベクトル(マザーズ:6058)の成長と拡大の可能性、将来性を西江社長に伺いました。



いかにうまくメディアに露出させるかの独自ノウハウ

――御社の業務の概要をお話し下さい

当社は簡単に言うとお金をあまりかけずに効率的にモノを広めるグループです。これまでは一般的にモノを広めるというと広告がイメージされましたが、お客様の広告を作るのは広告代理店です。当社は広告を作るのではなく、お客様の情報をメディアに紹介をし、番組の中で紹介してもらう、雑誌に記事に取り上げてもらう、ソーシャルメディアで話題にさせるサポートをし、「番組に紹介してもらいたい」「雑誌の記事に取り上げてもらいたい」「ソーシャルメディアで話題にしたい」「ニュースにのりたい」というお客様のニーズを満たします。おカネを使って広告をうつよりは、企画や記事として、メディアに取り上げてもらいたいというのが本当の企業ニーズです。

今はメディアがソーシャルメディア、Facebookなどに多様化し、さらにこれらがスマホで閲覧されるようになっています。単に広告を打つだけではその効果は昔ほど影響力がなくなってきており、さまざまなメディアに企画や記事として取り上げてもらう、あるいはメディアに取り上げてもらえるようなニュースを自分たちで発信していくPRの重要性が高まっています。当社はそこで戦略的に企業のPRをサポートします。

――具体的にはどのような事例がありますか?

たとえば「スシロー」の事例です。当社は5年前に依頼を受けて、スシローの情報をいろいろなメディアに取り上げてもらいました。様々な番組知名度が上がるほどにマスコミが注目し、いろいろな番組で取り上げてもらえるようになります。

私たちはPR会社なので、お客様をどうやってメディアに露出するかノウハウとルートをもっています。業界では「情報開発」という言い方をしますが、当社はここに独自のノウハウをもっているので、実は大手企業のPRも多く請け負わせて頂いております。

企業が自分たちで言いたいことと、これだったらメディアで紹介されるだろうということとの間をうまくとりもち、情報を開発するというイメージです。WEBメディアも多く出ており、みんな以前ほど新聞を読まなくなっているので、企業の情報をいかにさまざまな媒体でニュースに置き換えるかがカギですね。

企業が広告を出すよりも、メディアからニュースとして報道されたほうが信ぴょう性は高くなるため、自社の話題をメディアに取り上げてほしい企業の方が多いのです。読者は広告よりも記事の方を確実に信用しますからね。

PRをテクノロジーで高度化する

――現在、収益の核になっている事業と多角化の展開はどうですか?

メインは戦略PR事業です。そのほかには、PRのテクノロジー事業を行っています。本体部分は普通にPRをしますが、ニュース配信事業などをIT化して行うのがPRのテクノロジー事業です。ニュースリリースを配信する「PR TIMES」がその一例で、この部門は現在、全体の収益の1~2割ですが、これが前年比30%ずつ伸びています。

最近は、アドテクノロジー事業(広告技術=ネット広告における配信技術や広告流通の技術)も始めました。今は、戦略PR事業が収益の8割~9割を占めていますが、今後、他の事業も拡充していく予定です。

アドテクノロジー事業は、たとえばPRニュースを流した瞬間に、PRによって様々な媒体に掲載させ、アドテクノロジーによってニュースをターゲットに見せる事業です。当社は、アドテクノロジーでは業界一の企業と合弁でこれを進めています。今は戦略PRとアドテクノロジーだけでも、十分に世間に情報を広められる時代です。これからこの業界は大きく広がるでしょうが、私たちはその最先端を走っていきたいと思っております。

さらに、私たちはこれまでの記事ニュースを、動画にも切り替えようとしています。これからはスマホで動画を見る人が増えるでしょう。動画も活用して、戦略PRでニュースを広めながら、それをアドテクノロジーで刈り取るわけです。これは近いうちに巨大な市場になると思います。

広告が無くなるとは思わないが……

――現在の経営状況はいかがですか

ほかにはパブリックセクター(政府・政策関連分野)と企業・組織の橋渡しと、戦略的コミュニケーションの支援もしています。たとえば当社では電柱の地中化プロジェクトのPRを請け負っています。事前に1PRによって啓蒙しておけば、無電柱化することでメリットを受ける企業はたくさんありますからね。海外では大手のPR会社がロビー活動を行うのは普通なのです。

――貴社を他社と差別化する強みはなんですか?

実は、広告・PR業界と言うのは古くからある会社も多いので、次々に進化するITの活用が十分に活用できていない会社も多くあります。当社はそこが得意なのが強みです。ITにもスマホやアドテクノロジーにも対応できる技術があるので、単なるPR会社ではありません。

――今後の成長の展望はいかがですか?

国内の広告市場が6兆円ある中で、PR市場はまだ1000億円です。新聞や雑誌の広告市場は、これからますますPR市場に移行するでしょう。当社の利益はこの5年で5倍伸びています。この勢いは、あと10年は続くとみています。

さらに当社はすでに海外展開を始めています。中国は香港、上海、北京、そしてタイ、インドネシア、ベトナム、台湾にすでに進出しました。当社のビジネスモデルは海外全域に通用します。グローバルでは、キー局を中心として広告代理店に媒体を代理販売させるというビジネスモデルはありません。

広告だけでモノを広める時代は終わりました。これからものを広める手段の主流は「PR×IT×アドテクノロジー」になります。当社はこの分野でのトップを目指しており、アジアではすでにNo.1です。10年以内には営業利益100億円を目指します。

【企業データ】

株式会社ベクトル

http://www.vectorinc.co.jp/



社名:株式会社ベクトル VECTOR INC.
本社:〒107-0052 東京都港区赤坂4-15-1 赤坂ガーデンシティ18F
TEL:(代表)03-5572-6080
設立:1993年3月30日
資本金:536,352千円(2014年2月末現在)


西江肇司CEO略歴:
大学在学中からビジネスをはじめ、1993年、関西学院大学在学中にプロモーションを主軸とする会社を設立。 2000年よりPR事業を中心とした体制に本格移行。独立系PR会社として業界トップレベルの地位にのぼりつめ、2012年3月に東証マザーズ上場。 現在、中国(上海、北京)、香港、シンガポール、インドネシア、タイ、ベトナムに現地法人を設立し、成長市場であるアジア・ASEAN主要国へ積極的に展開。アジア全域におけるPRグループの形成を目指し、事業を拡大している。 ベクトルグループには、日本№1のリリース配信サービスPRTIMES、ソーシャルメディアマーケティングを扱うシグナル、映像制作を手がけるVECKS、それぞれの領域を活かし、特に、ソーシャルメディアマーケティングにおいては、各国の事情に最適化した施策をプランニングし、実行できる体制を確立。直近では、PRとアドテクノロジーを組み合わせた最新のマーケティング手法を武器に、アジア全域におけるPRグループの形成を目指している。


  • 戦略PRとアドテクノロジー事業で目指すは営業利益100億円!/西江肇司
    2014.12.17

日本国内では入手困難の高利回り実績のある一流海外ヘッジファンドへの投資機会を手に入れるノウハウを限定公開!

あわせて読みたい

2014.12.22
エニグモ(マザーズ:3665)の成長と拡大の可能性、将来性を須田代表に伺いました。エニグモの強みは世界的にみても競合他社がいないこと。須田代表はすでに世界展開をにらんでいました。 …続きを読む

海外投資新聞に関するみなさんの声
関連する海外投資新聞の記事
ページトップへ