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写真で届ける世界遺産(ドイツその5、ベルリンの威容を示す複合博物館施設の博物館島)

MR.世界遺産
MR.世界遺産
世界遺産巡りを趣味とするIT企業の会長です。出張や観光で海外の遺跡を数多く見てきましたが、中世ヨーロッパの石の建造物に魂を揺さぶられるような感動を受けることがあり、今は世界遺産を中心に旅をしています。既に世界遺産936件中、143件を訪問しましたが、うち115件がヨーロッパです。今後も旅を続け、世界遺産の魅力をお伝えできればと思います。

 19世紀になってプロイセン王がベルリンの湿地帯の整備を計画し、既にあった大聖堂の改築と、博物館の建設を建築家のカール・フリードリヒ・シンケルに命じ、1830年に旧博物館が開館しました。

 その威容を見た王が、この一帯を「芸術と古代学に捧げる地区」と定め、複数の博物館を建設することとしました。その後の1世紀の間に5館からなる複合博物館施設がこの中州に誕生し、世界遺産として指定されることになりました。

 博物館島へはウンター・デン・リンデン通りか、フリードリヒ通りにホテルをとると近くて便利です。

 まず博物館島の案内ですが、手前の2棟がベルガモン博物館、Sバーンの高架の向こう側がボーデ博物館です。


 旧ナショナルギャラリーです。


 次に新博物館、入口はこの裏側です。この日は曇り空で、時々小雨が降るあいにくの天気でした。


 18本の柱が整然と立ち並ぶのが、博物館島で最初に建てられた旧博物館です。


 そしてベルリン大聖堂、高さ114メートルの大天蓋に上りたかったのですが、礼拝か催事が行われていたようで、入場もできませんでした。


 実際に入場したのはベルガモン博物館と新博物館ですが、ベルガモン博物館は工事中で、今の入口はここです。


 12ユーロを払い、入口をはいってすぐにあるのが、このゼウスの大祭壇。トルコで発掘されたこの祭壇は紀元前180年から160年にかけて建造され、発掘後ドイツに運ばれ、大戦後は一時レニングラードに運ばれましたが、現在はこのベルガモン博物館にて公開されています。
まず祭壇の巨大さに驚きますが、この祭壇がトルコ、ドイツ、ソ連、ドイツと運ばれた歴史にも感動します。


 その横にあるのがミレトスの市場門、スケールが大きいので、ただただため息をついて見つめるばかりです。


 次に、青色のレンガを用いた古代バビロニアのイシュタール門。


 そこから続くのが行列通りで、イシュタール門とともに紀元前560年頃の遺跡が、そっくりそのまま展示されています。


 博物館島で、どこか1カ所しか見学できない時は、迷わずベルガモン博物館へ行くことをお薦めします。

 次に入った新博物館は戦争で破壊されてましたが、2009年に再建されました。古代エジプトのコレクションがメインで、このような彫刻が数多く展示されてました。


 お目当ての古代エジプトの美女「王妃ネフェルティティの胸像」だけは、撮影がNGで、数名のガードマンが写真を撮られぬように警備していました。

 この地区は第2次世界大戦で甚大な被害を受けたので、再建中や改装中が多いのですが、プロイセン王が意図した「芸術と古代学に捧げる地区」の構想は2度の世界大戦をはさみ、現在も進行中、そして最終段階のように見えました。

 ちなみに博物館島は1999年に世界遺産に指定されました。

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