AIJ問題「京都の野村はヤバイ」
京都のエースから野村のエースへ
「ええか、京都を制するもんが、日本を制するんや」かつて4大証券会社の2社、大手保険会社を渡り歩いた大物OBから、そのような教えが受け継がれてきたという。

「ヤバイ」というのは、もちろん褒め言葉。すでに寺院は野村の手の中にあるそうで、多くの大口顧客を掴まれているという。京都に配属される若手は、何とか野村王国の隙間を狙って営業するのだという。
そして、AIJ事件だが、約2000億円という巨額の資金を集めるはハンパではない営業力。AIJの浅川和彦社長は、その京都支店でナンバー1営業マンだったというのだ。つまり「日本一の証券営業マン」と言っても過言ではなかった。