外国人投資家の「織り込み済み」
日本国内の投資で何を「織り込み済み」とするか?
何かが起こった際、「織り込み済み」の場合、初めて起きた事柄であっても、市場リアクションは大抵小さくて済みます。最近の出来事で言いますと、欧州の諸問題が長引いていることから、スペインの2段階格下げについて、市場はそれをもちろんマイナスに受け止めましたが、欧州の財政問題が発覚した当時に比べると、その反応はかわいいものでした。まさにこの格下げは「織り込み済み」だったのです。
この「織り込み済み」は日本に投資する時には深い意味を持つことがあります。では、日本に投資する時、何を「織り込み済み」とすべきなのでしょうか。