関西電力の顧問費用が電気料金に、一人当たり年収1000万円
顧問の経費が原価に反映

顧問には、秋山喜久元会長、小林庄一郎元会長など大物OBが名を連ねている。また、役所の天下りを顧問として迎え、一定期間経てから関電の正式役員にすることも恒常化している。そんないわくつきのポストに、一人平均1000万円が支払われ、それが原価に盛り込まれていた。
公聴会で関電の岩根茂樹副社長は、「経営全般で会社を代表して活動してもらっている」と顧問料を支払う理由を説明したが、真に受ける人はいない。関西の財界事情を知る関係者は、関電顧問は財界活動の人材であることを知っており、その費用が原価参入されていると聞き、「複雑な思いになった」(素材メーカー)と明かす。