売れるフェラーリがあえて減産戦略を選択
AP通信社によると、昨年は7318台を生産したものの、モンテゼーモロ会長は「フェラーリとは夢を売っているんだ」と表明し、限定感が薄れてくることを危惧していたという。
同社は2012年の通期決算では、売上高が24億3300万ユーロ、最終利益もの2億4400万ユーロの黒字となり、いずれも過去最高となった。景気が低迷する欧州でも売上は増加し、日米、中東、アジアでも伸長した。日本国内でも昨年後半からフェラーリの新車登録台数は増えており、今年に入ってからも加速している感さえある。
ただし、過剰な業績UP狙いで行けば、希少価値が薄れてブランドを崩すことを防ごうとの狙いが見える。
また、電気自動車、軽自動車、4ドアなど商品ラインアップの多角化戦略についても否定し、一貫してブランド維持を目指す。

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