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日本株でヘッジファンドと戦う個人投資家に勝ち目はあるか

 5月23日の東京株式市場で、日経平均株価が前日比1143.28円安となった。史上11番目に大きい下げ幅に個人投資家は大わらわに。日本株の複数の投資信託はその対応のためか、この日、「弊社ファンドの基準価格下落について」などというリリースを発表している。その後は乱高下を繰り返しているが、その主は海外ヘッジファンドなどの機関投資家だとされるが、われわれ個人投資家が立ち向かうには、あまりにも手ごわい敵だ。

 麻生太郎財務相兼副総理は、23日以降の相場の乱高下について、「あの機械のおかげだ」とコメントし、「HFT」がその原因の一つだとのとらえ方をしている。

 あの機械、HFT(ハイ・フリークエンシー・トレード)とは、超高速取引を指し、1000分の1秒という人間ではできない頻度で、プログラムが自動的に売買を行う取引システムのことだ。NY証券取引所では全取引の約5割が、このHFTだと言われ、さらにその中の約3割がゴールドマン・サックスが占めるとも言われるほどだ。


シタデル ケネス・グリフィン
シタデル創業者ケネス・グリフィン夫妻
 過去には、米大手ヘッジファンドのシタデル・インベストメント・グループが関連会社を通じてHFTで、約10億ドルの利益をあげていた事実も明らかになった。HFTをするかしないかで利益は大幅に違うとも言われ、SEC(米証券取引委員会)でも監視を行う対象ともしていた。

 この注文をさばくには、受け付ける側の取引所には高度なシステムへの投資が必要となるが、東京証券取引所も、2010年1月4日から高速取引に対応したシステムの「アローヘッド」を導入している。

 このシステムを導入するにあたっては、板を読んで取引するデイトレーダーは全滅するとも言われたほどだ。もちろん、実際には全滅はしておらず、アベノミクス相場でも、資産1億円以上を達成した「億り人」が多数出ている。だが、その一方で、ここ最近の乱高下で逃げ遅れた人の方が圧倒的に多いだろう。5月23日のような突如の暴落が起こりうるということは覚えておかなければならないう。

 ちなみに、米著名投資ブログのゼロ・ヘッジで、「SocGen: "Hedge Funds Have Already Started To Unload Nikkei"」との記事が紹介された。4月23日あたりから、ヘッジファンドが日本株のロングポジションを減らし始めていたのだ。おそらくは一部で利益を確定した売りだと見られる。

 ヘッジファンドと戦う個人投資家の投資スタイルとしては、高速取引ができない小型株や、業績を見て中長期投資で臨むという方法もあるだろう。あるいは、いっそのことヘッジファンドを味方につけ、投資助言会社アブラハム・プライベートバンクで、毎月5万円を海外ヘッジファンドに積み立てて1億円を目指す「いつかはゆかし」(投資助言残高=約745億円、5月速報値)などで、ヘッジファンド投資を行う方法もある。

 5月23日の動きは、とりあえず、買えばすべて騰がるという相場は、いったん終了したとことを意味するのではないか。今から投資を行うにあたっては、ヘッジファンドの動向をニュースなどをチェックしながら見極めることも重要だ。

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