産科医が垣間 診る“女性手帳”の中身
第3回会合で出た女性手帳
卑近な例では 柳澤伯夫・元厚生労働相の“産む機械発言”しかり、妊娠、出産など女性の“性”が絡む繊細な問題に 男性が口出しをすると真意はとにかく、ろくな事がないようだ。“女性手帳”を弁護して女性を敵に回すのは御免だが、この国の少子高齢化を憂う一人の“オヤジ”産科医として自戒の念をこめつつ、その政策の内容を吟味してみようと思う。

初回の会合が今年3月27日であり、5月7日に第3回目の会合、5月28日に第4回の会合が開かれている。特に第3回目の会合で渦中の女性手帳による啓蒙活動が提案されている。
次のページで、女性手帳が誕生した第3回目の会合の内容を詳しく診(見)てみよう。