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4兆円のサムスン創業家のネバーエンディングな相続争いの歴史

 サムスングループ創業者のイ・ビョンチョル氏の遺産相続をめぐって長男イ・メンヒ氏が、三男で後継者のイ・ゴンヒ氏らを相手取って、相続株式の返還などを求めた訴訟で、ソウル高裁は6日、原告の訴えを退けた。


イ・ゴンヒ 相続
イ・ゴンヒ氏
 聯合ニュースが伝えたところによると、メンヒ氏は、ゴンヒ氏にサムスン生命の株425万株、サムスン電子株33万株、配当金約48億円などの相続財産によって得られた資産の返還を請求していた。サムスン生命の株式の一部が相続財産であると認定されたが、残りの相続財産については、名義が被相続人のものか誰のものか明確ではなかった。

 長男側の主張は、相続財産は第三者の信託名義となっており、それを三男ゴンヒ氏が他の兄弟に知らせずに自分のもにしたというものだ。

 創業者ビョンチョル氏は1987年に死去、それから27年経ったが、遺言状が存在しなかったことが、争いを長引かせてもいる。提訴~控訴した長男メンヒ氏も、控訴審で和解を提案する場面もあったが、三男ゴンヒ氏は判決による決着を強く主張した。

 だが、まだ兄弟間の戦いはこれが終わりではない。兄弟は7人(男3、女4)いる。

長女イ・インヒ ハンソルグループ顧問
長男イ・メンヒ 第一肥料会長
次男イ・チャンヒ 故人
二女イ・スクヒ LG創業家に嫁ぐ
三女イ・スンヒ
四女イ・ドクヒ
三男イ・ゴンヒ サムスン電子会長
五女イ・ミョンヒ 新世界グループ会長
※敬称略

◆韓国一の大富豪
 韓国のGDPの20%弱を占めるとも言われる経済力を持つサムスングループだ。その中枢のサムスン電子の会長のイスに就くのが三男のゴンヒ氏。資産はフォーブスによると、128億ドル(約1兆7800億円)で韓国一の大富豪だ。さらに、ゴンヒ氏は早々と自身の長男イ・ジェヨン氏を副会長に任命し、巨大一族の掌握に成功している。ちなみに長男ジェヨン氏は韓国で第3位の大富豪だ。

 2008年には、自宅とサムスン本社が借名口座や政界などへの不正資金提供疑惑で、捜査当局から強制捜査を受けた。イ・ゴンヒ氏は450億円に上る脱税の罪で有罪判決を言い渡されている。

◆長男は息子が巨額脱税事件
 長男イ・メンヒ氏は、一審の提訴時に「ゴンヒが兄弟間の相続によって不和を招いてきた」との声明を発表しているように反目している。ちなみに、昨年メンヒ氏の長男で、CJグループ会長イ・ジェヒョン氏が、巨額脱税事件を起こしている。一部では、イ・ゴンヒ氏サイドから国税庁へのチクリではないかとも言われたこともある。

◆二女も相続財産の返還訴訟
 さらに、現在はLG創業家の人間となった二女イ・スクヒ氏も、イ・ゴンヒを相手取って約130億円の遺産相続を請求する訴訟を起こしている。

 朝鮮日報は、サムスン一族全体の資産を40兆ウォンと試算。血を分けた兄弟同士が長年にわたって争いをする姿をもって「国民を失望させている」としている。

 富裕層が行う行為で最も美しくないものの一つである相続争い。その一つが終わったにすぎない。

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