株で富裕層向け結婚相談所を開設した美女
◆金と時間があっても必ずしも幸せではない
まず、結婚相談所起業の前に、少し投資の話を。大西さんは株のデイトレードでかき集めていた貯金を元手に21歳でスタート。その後は月収200万円を稼ぐまでになった。株など投資の知識がなかったため、書店で株の本を購入。独学で株取引を学ぶうち、「取引って運動神経だな」と最初のうちはひたすら損切りの練習をした。

次第に「自分が社会にとって何者でもない」ということを、ヒシヒシと感じるようになっていった。お金と時間で幸せを買うことができないことに気が付き、そこに、
親戚が結婚相談所に転職したことで、仲人という職業を身近に知ることができた。
「それまで結婚相談所というと、モテない人が入るものだと思っていました。
けれども、実際登録している女性を知ったら、とてもきれいで、キャリアもある、素敵な人がたくさんいたんですね。でも、世の中のイメージは、かつての私と同じようなもの。そのため、結婚相談所のイメージをあげたいと思いました」
さらに、2011年3月に東日本大震災が起こり、家族の大切さを知ったのだった。